東京の図書館を巡る①墨田区立ひきふね図書館
図書館、この素晴らしき空間
しばらく都内の図書館を紹介してみる。
なぜ図書館なのか。もちろん、金さえ出せばワーキングスペースやカフェなど、仕事・作業をするのに快適な場所はいくらでもあるのだが、デスクがあって静かな環境ということであれば、図書館が好適地だ。
なんといったって、金が一銭もかからない。
それが図書館の良いところだ。
タダほど安いものはない。
そんなケチくさい観点で、連載を進めてゆくこととする。
なお、図書館館内は基本的に撮影禁止となっているため、写真は各自治体のウェブサイト等から借用します。
アクセス・立地
第一弾として紹介するのは、墨田区立ひきふね図書館。
墨田区にある図書館の中で最大のものである。
京成曳舟駅から、改札を出て交差点を渡ってすぐ。エスカレーターを上がった2階が入り口になっている。駅からのアクセスは抜群と言っていい。
蔵書量
雑誌を除いた図書の総数は約33万冊。
最新の図書から古典的名著まで幅広く取り揃えている。
雑誌はガラス棚に並べられた最新号を含めとても見やすく陳列されている。
また、墨田区にゆかりのある作家の資料は充実しており、本所で育った芥川龍之介についてはとくにフィーチャーされている。
また、階段脇などのディスプレイには墨田区にちなんだ美術品などが置かれており、目を楽しませてくれるなど文化施設としてのポイントは高い。
快適さ
2013年開館の本館は、大きく開かれた窓から外光が取り入れられていることもありとても館内が明るく、心地よい空間に仕上がっている。
Wi-Fiはフリー。
電源もデスクライトの基部にあり、全ての座席に備え付けられているので、パソコン等の作業も安心して行える。
予約席を利用、および図書の貸し出しには利用登録が必要となるが、カードを発行できるのは墨田区に在住、在勤、在学しているか、墨田区に隣接する区(中央区・台東区・江東区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区)在住者に限られている。
もちろん利用カードがなくても自由席を使うことができるが、かなり混み合っているので空席を見つけるのには苦労しそうだ。
この点は域外在住者にとってはネックとなる。
座席については隣席と十分な余裕があり、デスクも大きいので読書や作業に集中することが出来る。
まとめ
アクセス・立地 ★★★★☆
蔵書量 ★★★★☆
快適さ ★★★★★
複合施設内の2.3.4.5階にあり、平面の規模としてはそれほど大きくはないが、レイアウトなど空間づくりが適切になされており、快適に感じられる。
とくに「東京右半分」の在住者にはかなりオススメの図書館である。
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