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外国語学部のいいとこって?

魅力は英語と母国語の言語バイアスを打ち消してくれること→視野が広がる

再投稿です。スキしてくれた方すみません!もう一回お願いします。

〇はじめに

語学の必要性については様々な意見があります。ある地域で使われる語学をわざわざ取得する必要あるの?とか、今は翻訳機能があるからそれでよくない?とか、それって就職で活かせるの?英語だけでよくない?というのを聞いたことがあります。

その意見についても私も同意する部分はありますし、最初からドイツ語学科を目指していたわけではありません。
ただ、受験準備をしている中・入学後の大での勉強を通じて語学学部に入るメリットは十分にあると感じました。
特にドイツ語学科に入った理由も含め、良かったことをまとめていきます。

〇なぜドイツ語なの?

これはよく聞かれることなのですが、自分は両親の仕事の都合でドイツで生まれ、3年弱ほど過ごしました。こうした縁もあって、ドイツには昔から行ってみたい、お世話になった人に会ってみたい、自分が海外に興味を持つきっかけとなりました。

また、ドイツは経済の先進国でもあり、ヨーロッパの先頭を行く国と言っても間違いではないではりません。
そうした中でドイツは環境先進国とも呼ばれ、環境政策が進んでいることでも有名です。
私は昔から環境問題に興味があったので、こうした経済と環境を両立させるといった点頻繁に日本とドイツは様々な分野において比較対象とされ、学び学ばれの関係でもありますので、そうした観点からもドイツについて興味を持っていました。

〇経験して分かった語学学部のメリット

これは自分の大学の特徴もあってのことなのですが、やはり留学生が多く、幅広い人と知り合うきっかけが多くあります。様々な価値観に触れるいい機会です。
そのほかに、
1.英語や日本語の理解も深まる。多言語を学べば学ぶほど、本当に言語の理解が深まります。
「このドイツ語の文って英語でなんて言うんだっけ」とか
「この言い回しって日本語で何気なく使うこの意味に当てはまるのか!」
とか「この言い回しとか表現って日本独特のものなんだ」と気づいたり、
日本語で言いたいことをドイツ語や英語を始めとする、より多くの言語で表現しようとすると、何気なく使う日本語の理解が深まります
これが何?って思う人もいるかもしれませんが、経験するとこの意味が納得するし、重要性が分かります。なんだろ、日本語が上手くなる?
普段気づかないで使っていた日本語の構造がより理解できるようになったり、実は間違ってた使い方だったと気づけるようになります。

☆重要!!

2.現地の生のドイツ語記事を和訳することによってリアルなドイツ事情が分かります。ドイツ事情だけでなく、ドイツが調査した内容(例えば世界的異常気象問題)を日本語の翻訳という壁を最小限に抑えて理解できる。

これって本当に重要で、ドイツ語学科の教授が言っていたことやその方が出版する本の内容に本当に納得したことは、
”言語の翻訳による情報バイアスの壁が減る”
例えば、アメリカの情勢を知りたければ、日本語の新聞を読むより、現地の言語の記事を見る方がリアルだし、現地の言語で表現される微妙なニュアンスが翻訳されることで、違った捉え方になる可能性があるのです。

これが言語を学ぶ最大の意義だと思っているのですが、知らないうちに言語による情報操作され、特定の観点からで事実を知った気にならず、よりリアルに近い情報を得ることができること。
今は英語が世界の主流ですし、母国語か、英語での言語バイアスによる情報の側面しか見れないのです。
この壁を多言語を学ぶことで打ち消してくれます。
(この本を最後に載せておきます)

3.語学学部とはいっても学ぶのは言語だけじゃない!
最近学べてよかったことは、ドイツ語圏研究という授業でドイツが第二次世界大戦の複雑な国家関係やナチスの大罪にどう向き合い、復興を果たしたのかということやそこから学べる価値観や考え方です。
日本も戦争の過ちから急激な復興を遂げた国ですし、その反面歴史の中で過ちを犯し、今でも国家間問題として残っています。
こうした歴史をはじめとする、共通点や相違点から日本が学べることと限界を勉強できたのは大変よかったです。
個人的に環境政策について日本と比較しながら学べることはまさに期待していた大学の授業でとてもよかったです。

〇まとめ

そもそも新しい言語で話せるようになるのは感動しますし、このほかにもたくさんありますが、今特に紹介したいのはこうしたことです。語学学部は自分のような何かその言語や地域とのつながりや本当に好きだからといった理由がないと、言語を学ぶのは大変ですし、根気が必要で、かなりきついなという印象です。ただでさえ理由があってもきついなと思うし、課題も一限も多い!!だけど、しっかりとした学びたい理由があれば、学習内容はとてもためになります。

P.S:結局は大学でどのような活動、勉強をしたかに大きく影響すると思います。先輩の就職先を見ても、語学学部だから何か不利益があったという話は基本耳にしません。私が思うには、結局どの学部に入っても授業で学べることだけで就職に突出して役立つ学部があるかと言われると実際そんな学部ばっかりではないと思いますし、プラスαで実践で活きる何を勉強するかが将来に生きていくと思います。さらにその学部の分野しか学べないことはないですし、自分の経験上、様々な授業内容をとることは自分の興味のきっかけづくりとして学べることが多いと感じました。



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