趣味のボートを会社の福利厚生で買った3代目社長を叱りつけた話
昔聞いた尊敬する会計士先生のひと言。
『ちょっと会社が調子良くなったからって、もうそんな贅沢しとんのか!そんなことなら、僕はもう降りる!』
上に立つ人ほどやはり自分に厳しくないといけないね。示しがつかない。
経営者でいうと、自分の趣味を福利厚生だと言って会社経費でやっちゃう人もいる。
今日のひと言はそこ。
その会計士先生は、業績が下がってきた老舗の会社の依頼を受けて、毎月の経営者会議に参加するようになった。それはそれは厳しい先生なので、ビシバシやって業績も上向いてきたところ。
そこで、業績が上向いて気が緩んだ経営者陣(ま、3代目の兄弟経営者だね)が自分たちの趣味のボートを会社で何千万円も出して買ったわけだ。従業員も使える福利厚生だとして、ね。
そこででたのがこのひと言。
経営者会議で、他の同族関係者以外の役員や幹部社員がいる前で、その兄弟経営者たちを一喝したらしい。
兄弟経営者たちは震え上がり、あわてて自分たちが会社からボートを買い取ったみたいです。
確かに、ボートも社員のためにつかうのであれば福利厚生でもいいでしょう。でも、従業員というのはほんと、よく社長を見ています。
『またやってるな』
『セコイな』
そう思われたら、それでおしまい。上に立つ人ほど気をつけないと。
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