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まだ間に合う『守護神 山科アオイ』

『守護神 山科アオイ』をお読みいただいていない皆様、第30話からでもお楽しみいただけるよう、第1話から第29話までの展開をビジュアルに整理しました。
また、読み続けてくださっている皆様は、ここまでの整理のお役に立てていただければ幸いです。

ここまでの『守護神アオイ』

 大手製薬企業「創生ファーマ」の研究員・和倉修一は、アフリカの貧しい人々をマラリアから救う画期的な新薬を開発した。しかし、「創生ファーマ」は儲からないという理由で、新薬の商品化を見送ってしまう。

 一方、和倉は、「創生ファーマ」が研究用臓器を病院と臓器密売組織から違法に購入していることを知り、内部告発する。その結果、和倉は臓器密売組織から命を狙われることとなり、政府・企業などの組織から迫害される個人を守る秘密結社「シェルター」に保護を求める。「シェルター」は専属の用心棒、山科アオイ、レノックス慧子、幸田の3人に、和倉の警護と信頼性確認を命じる。

 アオイたちが警護する和倉に、産業スパイ狩りを専門とする探偵、宝生世津奈とコータローが接触してくる。二人は、NGO「〈顧みられない熱帯病〉と闘う会」から、同会の名をかたって医薬品開発者に近づく産業スパイの摘発を依頼されていた。和倉にもそのような産業スパイが接触した可能性があったのだ。

 自らが開発した抗マラリア新薬をアフリカで普及させることに執念を燃やす和倉は、新薬から利益を得ることを目論む複数の個人、組織と裏取引をしていた。和倉の手の内が見えないアオイたち用心棒と世津奈たち探偵は、彼と、彼の裏取引相手に翻弄され、ついに和倉に逃亡されてしまうのだった。

 第30話から、物語は新しい展開に入る。

〈「30. 調査着手」につづく〉