GMOの個人事業主向けファクタリング「フリーナンス」には手を出すな
最近、フリーランスや個人事業主に注目されている「フリーナンス」というサービスがあります。
フリーナンスは、GMOペパボ(東証一部上場)のグループ会社であるGMOクリエイターズネットワークが提供する、フリーナンスと個人事業主向けの金融サービスです。
フリーナンスの利用をやめることにしました
フリーナンスがサービスを開始したのは2018年10月のこと。
個人事業主の悩みに寄り添ったサービスを無料で提供してくれる、神のような存在だと思い、私が登録したのは、2019年1月のことです。
フリーナンスの利用者としては、初期からのユーザーになるのではないかと思います。
長年フリーナンスを無料で利用してきた私ですが、最近、フリーナンスの機能である「即日払い」を利用したところ、ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまい、フリーナンスの利用をやめることにしました。
致命的ではなかったものの、多くの個人事業主の方に、この経験を知っていただきたいと思い、noteにまとめました。
フリーナンス 3つの標準機能
フリーナンスは登録制です。登録が認められると、3つの標準機能が使えるようになります。
1つ目の「フリーナンス口座」 は、GMOあおぞらネット銀行に 屋号付きの「振込専用口座」が開設できる サービスです。
2つ目の「フリーナンスあんしん補償」 は、業務上の事故が発生した場合に補償が受けられる「保険」です。
3つ目の「フリーナンス即日払い」 は、売掛債権を買い取って早期入金してくれる、いわゆる「ファクタリング」サービスです。
フリーナンスは会費無料で使える
フリーナンスは、「振り込み専用口座」「保険」「ファクタリング」の機能が 会費無料、つまりランニングコストゼロで使える という太っ腹なサービス内容です。
「即日払い」を利用すると、請求書額面の3%~10%という結構な手数料がかかりますが、他社のファクタリングと比較すると良心的な手数料率ではないかと思います。
個人事業主は、銀行で事業用口座を開設するのも一苦労です。
仕事中に事故を起こしても、公的な保障は期待できません。
また、支払いサイトが長い取引先だと、回収と支払が逆転してしまうこともしばしば、資金繰りも悩ましいところです。
個人事業主に共通するニーズを的確に押さえたサービスを、ランニングコストゼロで提供しているフリーナンスは、スグレモノのサービスだと思います。
フリーナンスは口コミが少ない
このように優れたサービスであるフリーナンスですが、ネットには口コミが少なめです。
紹介プログラムがあるので、通り一辺倒な紹介記事は多いのですが、具体的な体験談、特に「即日払い」の経験談はほぼ見当たりません。
GMOペパボの投資家向け資料によると、「即日払い」は累計50億円の申し込み実績があるとのことですので、それなりの件数が利用されているはずです。
口コミが少ない理由は、「フリーナンス」がお金にかかわるサービスであり、特に「即日払い」は資金繰り=信用にかかわるため、利用したこと自体を知られたくないという心理が働いているのでしょう。
即日払いを体験することに
本来であれば、「フリーナンス即日払い」を利用すべきタイミングは、資金繰りに困った時です。
しかし、資金調達が必要になったタイミングでは、本当に「即日払い」されるのか、審査が通るのかなどの、プレッシャーや不安に耐えながら入金を待たなくてはいけませんよね。
逆に、特に資金需要はなくても、「即日払い」の流れを一度体験さえしておけば、審査にかかる時間や振り込まれるまでの日数などをつかむことができるので、いざ困った時にも安心して利用できるように思えます。
そこで私は、資金に余裕がある時期に「フリーナンス即日払い」を体験しておこうと考えたのです。
これが間違いの始まりでした。
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