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FLEX TIMES 『天神湯』①

自分たちの"愛してやまない"を深く知る
FLEX TIMES 第2回は銭湯『天神湯』

京急蒲田駅から少し歩くと見えてくるブルーの外観とポップなロゴの看板が特徴的な銭湯。

僕たちの「ととのいの場」でありホームサウナの天神湯を深掘り。


— —本日はよろしくお願いします。
天神湯店主(以下店主):よろしくお願いします。

ーーまずは天神湯の歴史からお伺いしたいのですが、いつから営業されているのでしょうか。
店主:もともとあった銭湯を買い取って、建て替えをしたのが昭和43年。その前も銭湯だったみたいです。何湯だったかは聞いていないんだけど。建て替えをしたときは普通の番台があって男女で分かれているような感じだった。番台があった頃は私が小学生で、そのあとフロント形式になって、次建て替えた時に今のカタチになったんですよ。


天神湯のフロント

ーー番台があった頃の天神湯は平屋だった?
店主:そうそう!その時は道路側に玄関があって入って男女で別れてって感じで、後ろ側は貸し駐車場だった。

ーー今ある駐車場の位置と逆になったような感じですか。
店主:そんな感じですね。日当たりがいい方に建物の位置をずらして、道路側に駐車場を持ってきたんですよね。

ーーでは今のカタチに建て替えたのはいつごろなんでしょうか。
店主:1997年かな。今の状態になってから25年経ってますね。

ポップなロゴが特徴的な天神湯の看板

ーーなぜ銭湯を経営することになったのでしょうか。
店主:うちの親が元々銭湯をやってたんだよね。横浜の方に(銭湯を)貸しているところがあって、貸している人が田舎に帰るというので、そっちをやらなきゃいけなくなったので、そこを親がやって、じゃあここ(天神湯)をどうするかってなって、旦那も丁度仕事をどうしようかって時でその流れで親から頼まれて、経営することになったんです。

ーーそこから引き継いだと。
店主:ちょうど建て替えの1年前くらいに教えてもらっていたので、建て替えた97年のタイミングで私たちは始めていますね。

ーー『天神湯』名前の由来はなんでしょうか。
店主:今のカタチになる前から天神湯だったんです。なのではっきりとした由来はわからないけど、すぐ近くに『天神橋』という橋があるんですよ。(すぐ横に)『北野神社』っていう神社があるからか、地元の人は”天神様”って礼拝しているんです。


名前の由来にもなったという『天神橋』

ーー少し今っぽい質問ですが、タトゥーについてお伺いしたいです。
店主:はい。どうぞ。

ーータトゥーに関しては、スーパー銭湯を初めとして未だに禁止をする浴場があったり、タトゥー禁止の歴史についてはどのように感じていますか。

店主:公衆浴場は昔からタトゥーとか入れ墨はOKだったからね。全然それは気にならないですね。昔から来ている入れ墨のお客様もいるけど、とてもマナーもいいし、多分普通の浴場で禁止にしているところがあるのは恐らくトラブルがあった場合かな。禁止の理由を聞くとね。

店主:今の若い子はすごいオシャレなタトゥーをしているけど、昔から来ているがっつり墨を入れている人もいます。逆にすごいマナーがいいです。大勢で来られると周りのお客様を気遣って、浴場の同じ列に並ばないように敢えて離れて座って待ってくれたり…そういうは気遣いはされていますね。なので別にタトゥーに関しては何とも思わないかな。

ーー本日の健康湯について昔から”高温風呂”なのでしょうか。
店主:オープンのころは『ワイン風呂』とかやってたりしましたね。うちはお湯の横に蛇口がないでしょ。子供でも入れる熱さにしたから割とぬるめなんですよ。そうすると熱い風呂が好きな人から「ぬるすぎる。」と言われて、あそこは『高温風呂』にしている。今でも変わり湯があるときには温度を下げている。それでまた下げちゃうと熱いのが好きな人が「ぬるい。」って言うね(笑)。


天神湯 本日の健康風呂


健康湯は丸いデザイン

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