株式会社Flexas Zの稲葉涼太です。
日本の中小企業のSDGsに関するお困りごとを解決するSDGsコンサルタントです。
さて、ChatGPTが世の中で注目されています。
皆様の中には既にビジネスで使いこなしているもいれば、これから利活用を検討されている方もいると思います。
このnoteを読まれている方は、SDGsに関心がある・あるいはSDGsに取り組まれているが中々うまく進まず困っている中小企業の方もいらっしゃると思います。
そして世の中のSDGsブームに懐疑的な方もいると思います。
そこで今回は、私がSDGsに懐疑的な中小企業の経営者になり切ってChatGPT4.0を使い「ChatGPTと日本の中小企業のSDGsについて議論してみた!」と題しましてChatGPTとの議論内容をお届けしたいと思います。
少し長くなりますが、ChatGPT x SDGs x 中小企業をテーマにした記事はあまりないと思いますので、ぜひご一読いただければと思います。
はじめに:ChatGPTを使うコツ
ChatGPTのようなAIは人間の想いを汲んでくれるのではなく、世の中にある膨大な情報から確率的にあり得そうなものを絞り込んで判断して回答します。
そのため、ChatGPTへの依頼の仕方が曖昧だと情報の収集と絞り込みが曖昧になり回答も曖昧になります。
そこで大事なのが「プロンプト」です。
プロンプトとは簡単に言えば指示書で、ChatGPTに具体的に何をしてほしいかを伝える書き方です。
書き方のコツは以下です。
①ChatGPTの役割を明確にする
②求めていることを明確にする
③できるだけ具体的に指示をする
例えば以下のような感じです。
1.SDGsへの懐疑
プロンプトと社長の問いかけ開始
ChatGPTの回答
問い:SDGsは当社に有益なのか?
ChatGPTの回答
問い:「SDGsのメリット」は本当なのか?
ChatGPTの回答
問い:エシカル消費は本当に市場価値あるの?
ChatGPTの回答
序盤は、社長はSDGsに懐疑的な思いと自社に何のメリットがあるのかの問いを投げかけ、ChatGPTはブランド価値などの企業のメリットとエシカル消費などのマーケットを説明しています。
しかし、まだChatGPTの説明は一般論の範疇で、社長としては自社がやるメリットには懐疑的なようです。
2.SDGsを活かすには何をすればいいのか?
問い:具体的にどうSDGsは当社のメリットになるのか
ChatGPTの回答
問い:その「SDGs」は元からやっているが本当にSDGsなのか?
ChatGPTの回答
問い:どう広報すればよいのか?
ChatGPTの回答
問い:その「SDGs」はSDGsウォッシュにならない?
ChatGPTの回答
ChatGPTの説明する「若者の都市部への流出を防ぐ」という効果や、「新たに活動をしなくても今自社がやっていることが十分SDGs」「やっていることを広報することで地域の信頼を得る」などの説明で社長もSDGsに少し関心を持ちつつあります。
しかし、関心を持ったからこそ今度は「元からやっていることを広報しても、それはSDGsなのか?SDGsウォッシュではないのか?」という疑問も出てきましたが、ChatGPTからその回答も得られました。
3.具体的な活動について聞きたい
問い:SDGs広報の内容に関しての疑問
ChatGPTの回答
問い:リソースがないけど大丈夫?
ChatGPTの回答
社長の中のSDGs自体への懐疑心や、元からやっていることを広報することが果たしてSDGsなのかという疑問は解消されてきました。
しかし、人や時間などのリソースもなくSDGsへの知識もなくSDGsの広報をどうやれば良いのかという問題があります。
4.リソースの足りない自分達だけでできるの?
問い:SDGs知らない自分達だけでできるの?
ChatGPTの回答
問い:「お勉強」に時間は割けないし計画する人もいない
ChatGPTの回答
問い:コンサルは何をしてくれる?
ChatGPTの回答
問い:AIでもできることか?
ChatGPTの回答
議論終了:経営者からのコメント
ChatGPTのコメント
まとめ
SDGsそのものに懐疑的だった社長もChatGPTとの議論でSDGsにメリットを感じ関心を示し、リソースやノウハウ不足による不安も外部リソースを上手く使うことで道が見えてきました。
SDGsは国連主導のため、そのまま「お勉強」すると、進め方も企業がやるメリットも大企業向けの説明が多く、中小企業から見ると自社がやるメリットを感じず、進め方もリソースが足りず無理があるように思われがちです。
しかし、会社でやっていることをよく見ると、SDGsと思っていなかっただけで、実は堂々と「SDGsをやっている」とアピールとできることは色々あると思います。
今回のケースも1例ですが、会社ごとに「出来るSDGs」「既にやっているSDGs」「SDGsをやってアピールするメリット」「SDGsのアピールの仕方」などがあります。
そして自社だけではリソースが足りず何からどうして良いかわからないときは、ぜひ外部リソースとしてSDGsコンサルタントのご活用を検討いただけると嬉しいです。
最後に
AIだけでは解決できないSDGsのお困りごとを相談したいと思われた方は、ぜひお問い合わせフォームから弊社までご連絡ください。
・株式会社Flexas Z Webサイト:https://flexas-z.com/
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