それでも乃木坂46は四つ打ちを続けるのか?

『チャンスは平等』のコメント欄が荒れてて悲しみに暮れてます。
 乃木坂もとい坂道グループは頑なに四つ打ちビートにこだわりますよね。自分の中の決定打は櫻坂の『承認欲求』。このイントロでさえ曲中は四つ打ちなんだーと驚きました。森田ひかるの前髪並みにガチガチです。

 これは昨今のJ-POPでビートに凝った曲がヒットしている状況においてなおさら際立ちます。

 そこで坂道の音楽性をビートの側面から考察してました。

秋元サウンド

 四つ打ちビート、ピアノ、ストリングス。多くの曲がこの秋元康の三種の神器によって作られてきました。四つ打ちでも最もシンプルなリズムに乗せる歌詞は青春の機微を瑞々しく伝えます。
 一方で違ったリズム感の曲はおそらく意図的に避けてます。K-popにみられる裏拍を取るような曲やHip-Hop,R&B系曲って坂道にあんまないです。先述の『承認欲求』もイントロがあんな感じなら中身をもっとゴリゴリな曲にする選択肢もあったはずです。そこで四つ打ちを選んだのは象徴的ですよね。この選択自体は分かります。
要因として、
・坂道はK-POPと真正面からぶつかる必要性が無い
・曲も分かりやすい、日本人大好き
・大人数、ダンス初心者でも踊りやすい
などが挙げられると思います。

ビートでみるJ-POP

 一方昨今のJ-POPはビートにこだわる曲のヒットが多いです。creepy nuts『bling bang bang born』なんか分かりやすいですよね。ジャージービートと呼ばれる五つ打ちがクセになるこの曲が大ヒットしてるように、ビート・リズムは最近の邦楽の大きなポイントと言って良いでしょう。終始心地よい四つ打ちのごめフィンの元ネタもとい、『夜に駆ける』のYOASOBIだってビートは手を変え品を変え上手い事やってますよね。「喜劇 - 星野源」「リズム64 - あいみょん」等、J-popを進化させようと目論んでるんじゃ無いかと感じる曲いっぱい出てます。

 櫻や日向が紅白出場を逃したりしてるのはこういったトレンドとの噛み合わせの悪さも要因なのかなぁと考えてます。卒業とかもありますが。もちろん四つ打ちは王道パターンでその良さもあります。普遍的ですし。
 四つ打ちとの相性でEDM風味な『おひとり様天国』やディスコ風の『チャンスは平等』が作られるのは必然といえます。ただ、それだと秋元さんの歌詞は「歌詞の意味>語感」なのでそれはそれで噛み合わせどうなんだって感じします。難しいですけどねー
 インタビュー記事で「乃木坂らしさ」って言葉が出ますが、逆にその檻に捉われてるんじゃ?なんて思ってしまいます。

今後の坂道の音楽性はどうなるのか

 櫻坂は今後もっとゴリッとした曲も出すんじゃ無いでしょうか。今はファンに対しても順応期間として少しずつ変化を進めてるように見えます。
 乃木坂はどちらの道に進むのか非常に気になります。このまま同じ路線を続けて「様式美的な良さ」に収まっていくのもそれはそれで良いんじゃでしょうか。ただ僕はアイドルの面白さを追求する乃木坂が好きです。
 日向坂も注目です。新シングルはどんなスタイルなのか、もっとアイデンティティを建ててくのかそれともまだフレックスでいくのでしょうか。

ドラムンベース聞きたい!

競争激しいアイドル界で、秋元康はハードを刷新する事で新鮮さを担保してきたように見えます。結果を見る通り、それはある種の正解で僕青もまた同じ動機で作られたでしょう。ただそんな中、乃木坂はソフト面で新鮮さを見たいな。色々書きましたが、僕は乃木坂のドラムンベースをみたいです!
・大きく括れば四つ打ち
・最近ちょいちょいブーム
・けど疾走感はある
どうですか!?
お願いします!秋元先生!!!🙇それだけの記事です!!

(追記)調べたら『ざぶんざざぶん』はドラムンベース風で作ったみたいです!
 じゃあ余計に相性いいの証明してないですか!?

こういうのどうですか!?

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