AOE2 民と軍と建物
マクロ的な戦略を考えてみた。それと城主の石弓は3回しを基準にした方が良さそうという話。これにて立ち回り関係は今度こそ最終回の予定。
町の3要素:民・軍・建物
AOE2の町には3つの要素がある。農民と軍隊と建物である。これら3つが互いに支えあって町を維持している。
最後はこのバランスを崩したり、全体的に小さくしていったりすることで敵の町を滅ぼすことができる。逆に言うとこのバランスをうまく保ちながら、相手のどの要素を攻撃するかが終盤のポイントとも言える。民を攻撃するなら荒らし、軍を攻撃するなら前線でがっつり戦う、建物を攻撃するなら包囲兵器で進軍、ってな感じ。
荒らし相手を考えてみる。荒らしに対して荒らしをするのもありだが、荒らしが得意じゃない文明もある。そんな時は包囲兵器でがっつり進軍するのがいいんじゃないか、っていうのが下の図。できれば遠投よりもラムでめちゃ速な進軍をしたい。
城寄せ相手を考えてみる。城寄せは大きなコストを投じて敵の陣地を横取りする攻め方である。その分敵陣に隙ができると考えれば、特に軍の多い終盤では相手陣を攻めるのが得策かもしれない、っていうのが下の図。
ここまでの例が絶対というわけではないが、この3要素を意識することで終盤が戦いやすくなると思う。サッカー理論と組み合わせるとなお良し。
軍民バランス
さて、上記3要素の中でも農民と軍隊のバランスは特に課題となる。農民が少ないと内政負けするし、軍隊が少ないとごり押しで負けてしまう。スンジャタ(マリ)のキャンペーン(難しい)を時々やっているのだが、敵軍が多いので「進化を優先するか」「軍隊を増やすか」の判断が問われる。マリは兵種が豊富なため練習におすすめである。
対人戦においてもどちらを優先するかの判断は重要である。進化を優先すると強力な軍隊で圧倒することが狙えるが、それまで敵の攻撃を耐えないといけないし、内政が弱かったらテクノロジーが研究できずに旨味がなくなる。軍隊を優先するとその瞬間の形勢を有利にできるが、敵に先に内政展開されたり、強力な軍隊で押し込まれたりする可能性がある。この辺りは勘を鍛えよう。
余談だが、最終的な農民数は130/200人が良いと私は思う。120人が良いと聞いていたが、130人の方がテクノロジー研究や兵の補給がしやすくてバランスが整っている。プロも最近は農民を多めに生産する傾向にある。農民130人、軍隊70人が最適なバランスなのだろう。
おまけ:弓3回しが標準説
そんなわけで農民と軍隊のバランスを考えてたら、あることに気づいた。城主では、騎士は2回しで聖職者を連れていくことが多い。30秒ごとの消費コストを考えると、計330(135×2+60)になる。一方、石弓2回しでは計160、190も余っている。弓3回しでいいんじゃね?
弓対決なら2回しで投石混ぜた方が良いだろうが、騎士相手なら3回しの方が聖職者も混ぜられるし戦いやすそうだ。実際弓3回しで1v1ランクマ勝ち進めてた人見たことがある。
つまり騎士相手に弓2回しは内政寄りで弱い。軍隊にかけているコストが違うのだから、もっと軍隊に投資するべき。
剣士やイーグルも同様。
一方で弓騎兵や象弓騎兵はどうか。
弓騎兵は騎士相手なら3回しで大丈夫そうだが、弓相手だと数負けしそうか。投石や散兵使ったり、石弓で戦ったりするのが良さそう。
象弓騎兵は単体での運用が難しそう。弓2回しで足りないのだから、象弓騎兵も3回しぐらいしたい。ある程度内政が整ってからの運用になるだろうか。弓対決なら混ぜて使うのもありそうだけども。