見出し画像

必要条件と十分条件

バーテンダー第2章が始まって1ヶ月が経った。

2年かけて牛丼屋で培われたクソ接客マインドはだいぶ浄化されて、お優しいお客様の皆々様に背中押していただき、なんか6月は12月並みの売り上げだったらしい。やったね。

ところで。
いいBARの条件とは何でしょう。

美味しいお酒、美味しいおつまみ、オシャレな空間、楽しい会話、面白いスタッフetc…
人それぞれの十分条件が必要条件となり得るでしょう。一概に絶対の正解を決めることは難しいし、決めつけることもなんか違う。色々違って存在するから面白い。多様性というヤツです。

「BARだからお酒を売らなきゃいけないし飲まなきゃ申し訳ない」ということもないのです。実際こういうご時世柄、ノンアルコール需要にも対応せざるを得ないのもまた事実。ノンアルだからと言って手を抜かず、カクテルと見比べて飲み比べても遜色ないものを作ってこそプロだと思います。ほとんどのオーセンティックバーはそういう気概だと思います。

また、いいBARづくりはいいバーテンダーだけでは作れません。そこには、いいお客様があってこそ成り立つもの。どれだけ最上級のお酒を最上級の空間で用意しても、無粋で品の少なめな人が自分勝手に他人に絡んだり傍若無人に楽しむのはあまりに滑稽。

お客様は神様、なワケない。
お客様は人間です。
だからこそ接客業が成り立つはずだし。

話は外れましたが。BARに限らず。
いいお店、いい仕事、いい人、はたまた自分自身の必要十分条件を見出していくこと。それを磨いていくこと。ギンギラギンにさりげなく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?