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高校スポーツにおける留学生起用問題についての一考察

近年、高校スポーツ界において、留学生選手の活躍が大きな注目を集めています。特に駅伝競技では、留学生選手の存在が勝敗を大きく左右するほどの影響力を持つようになっており、議論を呼んでいます。

現状では、チーム内の留学生起用割合が20%に制限されていますが、それでも1人の留学生選手だけで試合結果が決まってしまうようなケースも見受けられます。この問題をどのように捉えるべきか、国籍や人種で選手を区別することの是非など、様々な意見が交わされています。

僕個人の考えとしては、高校スポーツにおいては留学生の起用を完全に禁止し、日本人および日本で生まれ育った生徒のみで競うべきだと思います。ただし、日本在住の日本国籍の海外にルーツを持つ生徒や、ハーフの生徒も含めて、日本で生活している者であれば参加を認めるべきだと考えます。

その理由は、高校スポーツを強化する目的で留学生を招くような行為は、本来の高校スポーツの趣旨とは異なるからです。高校スポーツは、教育の一環として行われるものであり、日本の高校生が互いに切磋琢磨しながら成長することを目的としているはずです。

もちろん、留学生の起用禁止を明確に決めるためには、人種差別などの問題が絡んでくるため、そう簡単ではありません。多様性を尊重する現代社会において、国籍や人種で選手を排除することは、倫理的に問題があるという意見もあるでしょう。

しかし、高校スポーツというレギュレーションを考えれば、本来そのレギュレーション外の人材を勝利のために起用することは、公平性に欠けると言えるのではないでしょうか。

例えば、プロやトップアマチュアレベルの選手を高校生としてチームに加えることは、明らかに反則行為だと判断されるはずです。彼らは高校生とは異なる環境で鍛錬を積んできた選手であり、高校生との間には大きな実力差があります。そのような選手を高校生チームに加えることは、競技の公平性を損なうことになるでしょう。

留学生の起用問題も同様に考えることができます。高校生の多くは、日本国内の同世代と競い合うことを目的としており、海外勢と戦うことは視野に入れていません。彼らは日本の教育システムの中で、部活動などを通じて競技に打ち込んでいます。しかし、全く異なる環境で育った留学生選手が、日本の高校スポーツに参入することで、日本の高校生選手たちのモチベーションや競技意欲に少なからず影響を与えてしまうかもしれません。

無論、プロの世界やインターネットの世界のように、世界レベルで評価されることを目指す競技であれば、国籍や人種は問われるべきではありません

そのような舞台では、出身地に関わらず実力が全てを決定します。しかし、高校スポーツにはそれとは異なるレギュレーションが設けられているのです。

もし留学生と競いたいのであれば、高校の枠組みではなく、年齢別の別のカテゴリーで戦えばよいのではないでしょうか。そうすることで、日本の高校スポーツの独自性と価値を守ることができるはずです。

日本に留学してスポーツに打ち込みたい海外の生徒がいることは理解できますが、日本の高校スポーツというレギュレーションの中では、彼らの参加を認めることは難しいと言わざるを得ません。日本の高校生が、仲間と共に高校生活を楽しみ、スポーツに打ち込める環境を最優先すべきだと僕は考えます。留学生選手を受け入れることで、日本人選手の活躍の場が奪われてしまうようでは、本末転倒だと言えるでしょう。

もちろん、海外の選手と競う機会は大切です。しかし、それは練習試合など別の形で設けることができるはずです。日本の高校生チームに留学生が加わり、日本人選手の存在感が薄れるようでは、高校スポーツの意義が問われることになります。高校スポーツに関わる大人たちには、自分たちの利益ではなく、高校生のためにルール作りと環境整備に取り組んでほしいと切に願います。

この問題について、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

留学生選手の起用は、高校スポーツの発展に寄与するのでしょうか。

それとも、日本の高校スポーツの伝統や文化を守るためには、ある程度の規制が必要なのでしょうか。

様々な立場や視点から、建設的な議論が行われることを期待したいと思います。


コメント返し

kito_yurianusu

中途半端な結論かなと思います。日本の文化や同じ練習量?みたいなことで、日本に属している異国の血はOKみたいな結論ですが、バスケやバレー等々、フィジカルの差が明らかに出るものの場合、後天的な文化云々関係なく、明白な差になると音います。

言い替えるならば、無理矢理引っ張ってきての勝ち負けはなくなると思いますが、フィジカルさからくる理不尽さの残る勝ち負けという部分は解消されないと思います。制限をもうけて、その理不尽さを薄くする気にならなくすることは出来るかもしれませんが、本質的解決てはないと思います。

陸上アジア大会みたいに、ある種限定した大会に特化するか。海外選手もallOKにしていくかですね。

つまりは、両方の大会をそれぞれ開催しどちらも認めるか。あるいは、レギュレーションを厳しく(車イスバスケのポイント制みたいなもの)して、身体的な差を厳密に要件として盛り込むかの二択かなと思います。それが公正で、明快な答えなきがします。

すいません。全体的にちょっと何言ってるかわかりませんでした。

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