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片付け・整理整頓が下手くそな人の根本的な間違いを説明する

部屋の片付けや、道具の整理整頓が下手な人っているだろう。

これは「片付けられない」のではなく、「片付けているのに上手く片付けられないケース」を想定している。

本人も一生懸命片付けているつもりだろうが、うまく整理整頓できていない。

「なんでだろうな?」と観察してみた結果、たぶんこんな理由だろうなという原因がわかった。

結論を言うと「片付けが下手な人は片付けること目的としている」から片付け方がおかしくなっているのである。

もう少し詳しく説明しよう。

そもそも「片付ける目的」はなんだろうか?

答えは「使うため」である。

文房具でも食器でもスキンケア商品でも、モノというものは「使うために所持している」だろう。

使わないモノは、そもそも買わないか捨てるかだ。

つまり「使うこと」が目的であり、「片付ける」のは使うための手段である。

それが、片付けるのが下手な人は「片付けることが目的化」してしまっている。片付けて満足って感じだな。

要は、片付けるときに次に使うことを想定せずに片付けているのである。

だから、一見きれいに整理整頓できたと思っても、めちゃくちゃ使いづらい。しまっている状態では部屋がキレイに見えるかもしれないが、すごい取り出しにくかったり、出し入れに手間がかかったりだ。

となると、取り出すために余分なスペースが必要になって、その時目についた適当な場所に置いてしまったり、わざわざモノを使うために他のモノを移動させる必要ができたりして、結果的に散らかった状態に戻る。

だから、片付けってのは「キレイに片付いた!完璧!気分がいい!」じゃなくて、「使いやすいかどうか」なんだ。

例えばだけど、工場とか整備士とかの環境だと、道具や部品をちゃんと整理整頓している。スパナを置く位置が決まっていたり、部品の種類によって入れる箱をいちいち決めていたりする。

そうすることで、紛失リスクも減るし場所がわからなくなって探す労力もかからない。そうやって使いやすい環境を整えているのである。

片付けるために片付けるのでなく、使うために片付けている。

事故や怪我のリスクを負って仕事している業界では当たり前の話だ。「キレイに片付いた!スッキリ!気持ちいい!」では済まないのだ。

まとめると

  • 片付けは次使うための手段

  • 片付けることがゴールではない

  • モノを使うことを想定して整理整頓しよう

といったところだ。

片付けるときは「片付いている」という静的な状態をイメージするのではなく、「使って戻す」という動的なイメージを持って片付けてみて欲しい。

それでは良いスパーク・ジョイを。


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