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ChatGPTを活用したSEO記事の高品質リライトプロンプト

チャットGPTは文章作成や校正に非常に有能ですが、SEO対策を施した記事作成においては、やや物足りなさを感じる方もいるかもしれません。確かに、チャットGPTは文章の執筆や構成において優秀ですが、70点程度の品質にとどまることがあります。

そのため、チャットGPTだけで作成した文章では、SEOで上位表示を狙うには不十分であるとの感触を持っている方もいるでしょう。SEOに少しでも精通している方なら、この点については共感できるかと思います。

私自身もSEOに関するブログを運営しており、チャットGPTで希望通りの記事を作成することに苦労していました。しかし、様々なプロンプトの調整を試みる中で、適切なリライトプロンプトを見つけました。この記事では、そうしたプロンプトについて詳しく紹介しようと思います。

このリライトプロンプトの主な目的は、既存の記事をより高品質なものへと書き換えることです。新しい記事の執筆に際しても、下書きや草案、さらには箇条書きから始める場合にも有効です。これにより、SEOに強い、内容が充実した記事や文章を作成することが可能になります。

この記事では、SEO記事作成のための使用法について、私が経験した問題点や課題を整理し、解説します。最終的には、現在私が愛用しているプロンプトとその使い方を紹介したいと思います。

チャットGPTはゼロから良い文章が作れない

リライトを行う際、最初から全ての文章をチャットGPTに作成させるよりも、構成や骨組み、草案などをあらかじめ用意しておく方が、より包括的でオリジナリティを保持した文章が作れると考えています。このアプローチは、新規記事の作成よりも、リライトにおいて、人間の意図的な情報操作が反映された、より質の高い文章を生み出すために重要です。

私が実践しているのは、単にチャットGPTに全てを任せるのではなく、実際の情報を元に私が文章を少し手を加えてから、GPTにリライトさせる方法です。これは、まるで人間とAIの「キメラ」のような文章を生み出し、高品質な内容を保ちながらも制作コストを低減することが可能です。

チャットGPTの校正能力とSEOの問題点

現状のチャットGPTの校正能力には、SEO対策を施した記事作成における問題点があります。チャットGPTは一般的な文章の校正には適していますが、SEOに特化した内容には適さない場合があると感じています。

具体的な問題としては、「文章が固すぎる」「内容が勝手に要約される」「重要な点が省略される」「ポリティカルコレクトネスや倫理的な問題で意図した内容が変更される」などがあります。

これらの問題を解決するためには、人間が書いた原稿や意図を保った状態での校正が必要です。通常、チャットGPTの校正機能を活用する際には、これらの問題を避けるためのプロンプトの工夫が求められます。

一般的によく使われる校正関連のプロンプト

- 文章を校正してください
- 文章を読みやすくしてください
- 文章をスムーズにしてください

れらのプロンプトを使用して、さまざまなパターンを試すことで、希望に近い校正やリライトの結果を得ることを目指します。しかし、これらのプロンプトを使っても、時にはAIの判断で本来の意図とは異なる内容が出力されることがあります。「そういうことではない」という結果が返ってくることも少なくありません。

意図を書き換えられないプロンプト

人間の意図を書き換えずに校正を行いたい場合、次のようなプロンプトが有効です。

- 文法の誤りを修正してください
- 誤字脱字のみ修正してください

これらのプロンプトは文法の誤りや誤字脱字のみを対象としますが、その代わりに、文章全体を読みやすくしたり、整えたりすることは行われません。その結果、最終的には自分自身で文章全体の書き換えを行う必要が出てきます。

省略・要約されない条件づけ

上記の問題を解決するために、プロンプトにさらなる条件を加えることになります。たとえば以下のように指定します。

#条件 に従って文章を校正してください

#条件
- 文章を省略しない
- 文章を要約しない

この条件付けにより、人間が意図した内容を保ちつつ、文章の流れのみをスムーズに修正することが期待できます。しかし、この方法を用いても、「これは伝えたい内容ではない」という結果が得られることがあります。これは、理想的な出力に満足できるかどうかによるため、場合によっては別のアプローチが必要になるかもしれません。

人間の意図を保持できる対SEOリライトプロンプトのメリデメ

これまでの方法に悩んだ末、いくつかの試行錯誤を経て、自分が伝えたい内容や意図を残しつつ、SEOにも適した文章へとリライトできるプロンプトを見つけました。

人間の意図を残したままリライトできる:

このプロンプトにより、希望する内容や伝えたい内容を出来るだけ保ちながら、効果的なSEO文章を作成できるようになっています。既存の記事を効率的にリライトするだけでなく、新しい記事を下書き段階から高品質なものに仕上げることができると感じています。適当な音声入力から文章を整える場合にも役立ちます。

人力リライトの3〜10倍の生産性:

記事構成や元の文章のベースを維持したままリライトされるため、ほとんど手直しにかかるコストがありません。もしリライトで追加したいキーワードや話題があったとしても、それを元の文章と一緒にぶん投げればいいだけです。そのため、人力でリライトする場合の数倍以上のペースでリライトが進みます。

GPT4 or GPT3.5:

私は、より高度な機能を求めて有料のチャットGPT4を利用していますが、GPT3.5でも十分な場合があるため、どちらを使用するかは個々のニーズに依存します。

個性的な表現は消える:

個性的な言い回しやリズムを活用するタイプのブロガーさんであれば、その持ち味は消えてしまいます。あくまでも、AIが考える一般的に「読みやすい文章」になります。

AIのポリコレ思想は強い:

ポリティカルコレクトネスに反する内容があれば、適切な表現に一部書き換えられることがありますが、これは単語単位で簡単に調整できるため、大きな労力は必要ありません。

例:
①元の文章:セフレ
②GPTリライト:親密な関係
③人間が戻す:セフレ


リライト前後の文章を見比べて、人間の手でGPTが出力した文章を再調整します。

それでは、現在使用しているプロンプトの紹介と説明に進みます。

プロンプトを見つけてウキウキで使っており、その勢いでこの記事を作成しています。しかし、SEOはパイの奪い合いであるため、ランチェスター戦略に則って多くの人に使われないよう有料にさせていただきます。
購入された方で当記事に関する疑問があれば質問を受け付けます。XかなにかでDMして頂ければ対応します。

リライトプロンプトの紹介と解説

2024-03-21 プロンプトをアップデートしました。

ChatGPTとClaudeの併用について:

Claude3の登場により、ChatGPTからClaudeへの移行、もしくは併用するユーザーが増えてきています。ChatGPTとClaudeではプロンプトの記法が異なるため、いずれのモデルでも利用しやすいようにプロンプトを変更しました。

マークダウン記法の扱いについて:

記事を執筆する際、マークダウン記法を利用している方もいらっしゃいます。ChatGPTへの命令と入力内容の両方にマークダウン記法を使用すると、「命令の階層」や「命令と入力の区切り」が誤解される可能性があります。

そのため、命令文でのマークダウン記法の使用を控えました。今後、言語モデルの進化により、自然言語のみで命令を理解できるようになるだろうという予測も、マークダウン記法を控えた理由の一つです。

必要な場合のみ、各モデルが推奨する記法(マークダウンやXML)を使用すれば良いでしょう。


記事の最後に追記してあります。

プロンプトの紹介

プロンプトは2種類使います。

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