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「ずっとやりたかったことを、やりなさい」を実践してみる

本の紹介


表紙です。センス・・・。

ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』をご存知だろうか。
奥付を見ると2012年9月10日に発行されていますので、もう10年以上も前に書かれた本です。並のビジネス書なら過去の遺物ということになりそうなものですが、この本未だに売れているそうです。
訳者あとがきの一行目にこう書かれています。

人は誰でも、自分の中にアーティストの子どもを住まわせている。その子どもを大切に養い育てれば、創造的な生き生きとした人生を送ることができる。では、どうすれば自分の中のアーティスト・チャイルドを育てることができるのだろう?その疑問にきわめて具体的なプランをもって答えてくれるのが本書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(原題『TheArtist'sWay』)である。

ジュリア・キャメロン. ずっとやりたかったことを、やりなさい。 (Japanese Edition) (p.271). サンマーク出版. Kindle 版.

本の説明としてはこの文が全てで、全く過不足がないと思います。
普段の生活において、仕事場と家の往復に終始してしまいがちな昨今、コロナ禍においては飲みにも行けない状況でもありますので、この傾向は尚更です。意図しなければ生活に変化など産まれるものではありません。
自分の中にある創造性を育てることで、生き生きとした人生を送ろうというのがこの本の目的です。

創造性を磨くのに、早い遅いなんかないです。

生き生きとした人生?それが簡単に手に入るなら苦労はしない。今まで自分の生き方はこうだったのだから、そう簡単に変えることなんてできないさ。
なんて思ってしまうと筆者にドヤされますよ。筆者は創造性を育むため、以下のことをやめる様に言います。

◎「遅すぎる」と自分自身に言うのをやめる。
◎お金が充分にたまるまで、自分が本当にしたいことをするのを待つのをやめる。
◎より創造的な人生を求めるたびに、「単なるエゴさ」と自分自身に言い聞かせるのをやめる。
◎「夢は取るに足らないものだ。それはしょせん夢でしかない。お前はもっと良識をもつべきだ」と自分自身に言うのをやめる。
◎家族や友人に、頭がおかしくなったと思われるのではないかと恐れるのをやめる。
◎「創造はぜいたくであり、すでにあるものに感謝すべきだ」と自分自身に言うのをやめる。

ジュリア・キャメロン. ずっとやりたかったことを、やりなさい。 (Japanese Edition) (p.19). サンマーク出版. Kindle 版.

なんかワクワクしません?この言葉を読んだ時、僕の頭の中ではトム・ハンクス主演で一本映画ができそうな気分でした。

私は武道の道に足を踏み入れたのが30代ですので、他の人に比べると遅かったのですが、武道を学んだおかげで人生が開けた事を実感しています。学ぶスタートが遅くても、その実を得ることはいくらでもできます。だから筆者の言うことがすんなり入ってきました。
「創造性を養う」ということも同じこと。周りの目を気にせず、勇気を出して一歩踏み出してみようと思ったわけです。

そういえば、僕がこの本に求めたことを言ってませんでしたね。


45歳を過ぎたあたりから、感性を使ってクリエイトする機会がどんどん減っているなと感じ始めました。一応感性を維持するため、作曲したり、文章を書いたりはしていました。
でも、明らかに感性は鈍くなっている。表現するにも日々の生活の垢に凝り固まって、納得いくものが全然できなくなってきている気がするんです。
これは私にとって由々しき問題でした。「なぜこうなった?」と考えた結果、感動する機会が減っているのが原因なのではないかと。そんな中で、出会ったのがこの本でした。
偉そうに書いてますが、正直読み終わってもいません。この本で実践する内容と、このnoteという方法がなんとなく相性がいいなと思ったから、こうして書いているわけです。

じゃあ、どうしたらいいのさ。

筆者は創造性を高めるため、以下の二つ(他の本にはあと二つやることとしているのですが、noteに書けない内容になりそうなので割愛します)を実践する様にとしています。

モーニング・ノート
これは結構大変です。早起きしてすぐに机に向かい、A4ノートに3枚思っていることを「手書きで」書きます。どのくらいで出来るのかなと思って何の気なしにやってみたのですが、間違いなく45分はかかります。正直そんな時間を使うことはできないのと、自分にはA4ノート2枚ぐらいがちょうどいいので(裏表でルーズリーフ1枚というのがちょうどいい)当面このくらいでやってみることにします。
これはとにかく、思いついたことを書く!プライベートなことも、フォーマルなことも思いついたら書く!そして読み返さない。誰にも読ませない。脳内の棚卸しの様なものと思って思考を垂れ流す。これは何気に気持ちいかもです。大変ですが。
アーティスト・デート
自分がやったことがないことを、機会を作ってやってみること。しかも一人で。アーティスト・チャイルドとのデートです。週1回普段やらないことをやってみるというもの。意図的に普段歩いているレールから外れてみるという感じなのかな。
映画を観るでもいいし、ボランティアに参加するでもいい。普段行かない街を散歩するでもいい。他流の道場やダンス教室に行くのもありじゃないかな。

と言うわけで、僕のアーティスト・デートを公開します。

noteにはこのアーティスト・デートで感じたことを書いていきたいと思います。50歳を目の前にして、新しいことにチャレンジするのはワクワクします。
とは言ってもあれですよ。いきなりスカイダイビングレベルなものは期待しないでくださいね。ちょっとした体験から得られるちょっとした感動がアーティスト・デートなんですから。もしよろしかったら、おっさんのちょっとした冒険譚に付き合ってあげてください。




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