見出し画像

伝え方を間違えると、正しい事を伝えても正しい知識と同時に伝えた方への憎しみも植え付けてしまうことがある

恥ずかしながら仕事でミスをしてしまい(大いに反省しているとともにそれを繰り返さないということは心に決めております)、帰り際に注意を受けていたが、その注意の仕方に苛立ちや憤怒の感情になってしまった。

「ああいう言い方はないのではないか」
「正しい知識とともにあなたへの憎しみも強く覚えた」
「自分はああいう言い方はしないように、冷静さを保ち丁寧に優しく伝える。相手へのフォローもちゃんとしよう」
「相手に手を出さなかった、言い返さなかった自分を褒めよう」
と、自分の中で反芻しながら退勤していく。

普段であれば早上がりをしたタイミングで色々と作業をすることがルーティンになっているが心が折れてしまい、やる気が一気に破壊されてしまった状態になってしまった。

そこで緊急手段としてランチを食べた後にルーティンを崩して昼寝をしたり、ぼーっとゆっくりとした時間を過ごしたり、普段は作業のミッションを達成した時にのみOKにしているジュースをペットボトル2本分まで好きに飲んだり(コーラとマンゴー味のカルピスをいただく)、甘い菓子パンを食べたりという心身のエネルギーを回復する時間に当てた。

約2時間ほどで回復させ、今この文章を書いている。

改めて今回のことで思ったのが「伝え方を間違えると、どんなに正しい事を言ったとしても相手に対して言った方のヘイトも植え付けてしまう」ということを再認識したこと。

どんなに正しい事を伝え、相手への反省を促す場合であっても、相手は反省とともに言った方への憎しみも同時に心に刻みつけてしまうことがある。
まさに今日の自分がこの状態であった。

そういった場合は「自分はそうならないようにしよう」という反面教師が先に浮かび上がる。
今回に関しては、「自分は冷静さを保ちつつも、感情的にならないように丁寧に優しく伝えよう。
その上で言いっぱなしになるではなくて相手へのフォローもして、相手にもプラスになるように繋げよう」という自分の中で目指す像をはっきりと出来て、そのために自分自身を整えていこうということを決めた。

また、今回については「そういう時の自分がどういった感情の動きをしたのかを忘れないようにメモしよう」と決め、自分の中で感情をメモした。
まず最初の段階では心が折れ、職場を離れた段階で相手への怒りの感情になる。
この時点で何もかもがどうでも良くなり、心が麻痺していくのを感じた。
しばらく歩いているとこの後取り組もうとしていたことが頭の中から消える。
一人で落ち着ける空間になってから、少し気持ちが冷静になって、
「今日やろうとしていたことは一旦無しにして、自分を癒して回復させよう」という事に決める。

この途中で「心が麻痺して、何もかもがどうでも良くなる」という瞬間がとても怖く感じた。
ここで何かボタンの掛け違えがもう1つ起きた場合、取り返しのつかない事態になっていた可能性がとても高い。
なんとか踏みとどまれて良かったと思っている。

改めて、「人への伝え方を間違えると、どんなに正しい事を伝えても言った側への憎しみも植え付けてしまうことがある」ので、
人に伝えるときは、「冷静さを保ちつつも、感情的にならないように丁寧に優しく伝えよう。
その上で言いっぱなしになるではなくて相手へのフォローもして、相手にもプラスになるように繋げる」事を意識することで、
自分のように気持ちが折れて、心が麻痺してしまうという悲劇を防ぐ事が出来るので、意識して欲しい。

特に意識して欲しいのは人を指導する立場の方々。
命や身体欠損に関わる事に関してはそうはいかないだろうが、そうでない事であれば少なくとも意識することで相手との人間関係の構築、
ひいては職場の雰囲気の向上にも繋がって、離職率なども低下する可能性が高い。
長い目で見たときに意識した方が良いと思われる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?