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HSS型HSP気質の漢方ライフ日記 ②きっかけ

前回の記事で、漢方生活を始めてみますと決意したのですが、なぜ漢方なのか、
そのきっかけを思い返してみます。

私は20代の頃、10年近く調剤薬局事務をしていてそこで漢方薬を知ったのですが
その頃は、番号がたくさんあって、長くて読めない漢字の名前のよくわからない、とっつきにくい薬という印象でした。
全然興味はなかったのですが、
その後、OTC医薬品を販売する登録販売者という資格をとって、その仕事をするようになり、
葛根湯や芍薬甘草湯とか、とてもメジャーな漢方薬を扱うようになり、少しずつ種類を覚えていきました。

私自身も30代に入り、婦人科系での不調が増えたり、そして職場環境のストレスなどにより、冷えや血行不良、腰痛、重い生理痛、不眠などに悩まされ始めました。
子供の頃にひきやすかった風邪は
気をつけていたのでだいぶ減ったのですが、
今度はそれらの不定愁訴が出てきて、
仕事に行けないわけではないけれど、
じんわりとしんどい症状達でした。

職場にとても信頼できる薬剤師さんがいて、
相談してみると、漢方薬の桂枝茯苓丸を勧めてくれたので、
ちょうど年齢的にも1度婦人科にもかかってみようと思っていたタイミングだったので、
婦人科の医師にもお話したら、桂枝茯苓丸を処方してくれて飲み始めました。

当時スーパーマーケットの薬店で働いていたので、
立ちっぱなしと
冷蔵庫の冷気と底冷えで、血行不良や生理痛が特にひどかったので、桂枝茯苓丸に出会えてよかったなと思っています。
その後、さらに信頼できる女性の医師の方との出会いもあり、冷えやストレスで自律神経が乱れてしまった私に合う漢方薬を見つけて、処方してくださいました。

思い返せば10年以上前から、漢方薬は飲んでいたのですが、
勉強してみようと思ったのは去年からでした。
自分の中にHSPという気質があることを知り、
気候や天候、外的ストレスなどにとても敏感に反応することがわかり、
どんな時や、どんなことで自分が弱ったり体調を崩すのかなど、1年間を通して自分に集中して観察してみたのです。
自分でしっかり気をつけていても、
季節の変わり目はもれなく不調になるし、
人一倍寒がって、人一倍湿度や暑さにも弱く、
その日の天気によっても、体調が違う。
他の人が反応しないカフェインや添加物など、いろいろなものに、日々、過敏に反応していることに今更ながらに気づきました。

そして、私は自然が好きで、去年は特に山に惹かれてよく出かけたのですが、
自然に囲まれるといつもエネルギーを充電することができ、
毎回心身ともに回復できたので、
漢方の、人間も自然の中の一部という考え方がとても腑に落ちて実感できました。
今まで難しくて敬遠していた漢方の理論にも、
気が付いたら興味を持ち、
わかりやそうな本から飲み始め、自分なりにマイペースに、そしてまずは自分のために学び始めたのです。
まだまだよくは理解できてないけれども、
知れば知るほど面白いなあと、
少しハマってきました。

HSS気質があるので、好きなことが見つかったら、それだけで生活にトキメキが生まれます。
日々の生活は、しんどいことが多くて、
頻繁に疲れきってしまうけれど、
この小さなトキメキを大切にして、
自分を守りながら、楽しんでいけたらいいなぁと思っています。

私の日記を読んでくださってありがとうございます。

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