見出し画像

Flapの誕生 1_きっかけ

Flapは「本をお勧めし合える」SNSです。
人とのコミュニケーションを通じて本と出会えます。その逆も然りです。本は人生観を反映するものであり、読書経験を共有することで、さまざまな分野の専門家や同じ趣味を持つユーザーと繋がることができます。こうした交流を通じて新たなコミュニティが形成され、情報のネットワークが構築され、それぞれが居場所を見つけることができると考えられます。

ただ、そもそも最初はぜFlapを作ろうと思ったのか?
それは、8年前の話です。

ネット検索への不信感


実は私の出身は台湾なんです。8年前に交換留学生をきっかけで来日し、そこから日本で就職し、今もずっと日本に住んでいます。

最初日本に来た時、日本語が喋れなかったんです。その状態で、日常生活の中で大変なことがたくさんありました。

病気の時にどこの病院に行けば良いのか
在留カード延長の申請はどうしたら良いのか
面接の準備はどうしたら良いのか
人間関係に悩んだ時にどうしたら良いのか

普通なら「ググったら」わかることでも、言語力がないと、正確なキーワードがわからないので、調べようがありませんでした。この時に、はじめて「ネット検索は万能ではない」ことに気づきました。

もっと気軽に人に質問できる方法があると良いな、と。

その後、仕事でアフィリエイト記事に関わる機会があり、はじめてネットのコンテンツがどういうふうに作られたのを知ることができました。普段検索結果に出てきた記事は、広告目的のものが多い、ということもわかりました。

それで今までの疑問もすべて解けました:
なぜ重複の記事が多いのか
なぜ大手起業の内容がいつも優先的的に表示されるのか

すると、頭にこの疑問が湧きました:

「じゃ・・・何を信じれば良いのか?」

本から答えを探す

元々本を読むのが好きなので、日本に来てからもずっと日本語の本を読みたかったのですが、最初の日本語のレベルは一冊を読むのに、なんと半年かかりました(笑)(ちなみに、今は大体1週間で1冊を読めるようになりました)

ただ、日本語の上達とともに、読むスピードも早くなってき、だんだん中国語と同じスピードで日本語の本を読むことができるようになり、そこからかなり本に「依存する」ようになりました。

失恋の時に本から次に進むためのヒントを探したり、転職して新しいスキルを身につけたい時たくさんの専門書籍を参考したり、ただただ笑いたい時に漫画を読んだり。。

海外にいる孤独感+なりたての社会人としての不安、当時の自身にとって、本はまさに一番の友のような存在でした。

本に出会う難しさ

とはいえ、やはりぴったりな本に出会うのが難しいな、ともつくづく感じました。

Amazonなどのオンラインサイトで調べたら、いくらでもヒットする本が出てくるのですが、どれも評価が高く、どれを買えば良いのかいつも迷っていて、結局いつもたくさん買ってしまい、読みきれない状況でした。

もちろん本やにいけば、直接確認することもできるのですが、本屋は家から離れたため、そんなに簡単に行けるような状態ではありませんでした。

「世の中にきっとこの分野に詳しい人いっぱいいるのに、気軽に聞いて、本を勧めてもらえないのはなんか残念」
「もちろん人を通じて本に出会いたいけど、本を通じて各分野に詳しい人にも出会えると良いなー」

こんな思いで、Flapの最初の構想が誕生しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?