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人生、すべて「拝借中」

(↑ 今朝のビオラ、笑ってるように見えました(*^-^*))

「絵本でほどいてゆく不思議」(松井るり子 平凡社)の中に、「何でも全部「拝借中」」というのがあって、地鎮祭のお祈りの言葉とともに、
「人間同士でお金を払えば「うちの土地だ」と思ってしまうが、それは単に便宜的なことで、神様から「お借りした」だけ。さらに言えば土地に限らず、自分の命も、子どもとの縁も何もかも「お借りした」だけなんだと気づきました」というようなことが書かれていました。

はっとしました!
普段の生活の中でも、「お借りしたもの」は、傷つけないように大切に扱いますよね。
私たちの「命」も、神様から「お借りしている」と思ったら、雑に扱うわけにはいきませんね。
「お借りしている身体」であり、「お借りしている命」なんですよね。

大きな大きな流れの「うたかた」にすぎなくても、いえ、そうだからこそ、
「人生は一瞬」だからこそ、ひとりひとりが「自分」という命を大事にしていかなくてはいけないのだと思います。

そう意識すると、「自分」以外の他者の「うたかた」も、またそのご縁も愛おしく大事にできる「自分」になっていく気がします。

このnote も、書いたり、また読んだりするご縁も、何かいっそうありがたく感じます。

自分を大切な人として扱う。自分の本音を聞く。
いかなる「ものさし」も自分の上に置かない。
自分の命の上に「常識」や「習俗」を置かない。
そうすることで、その結果として、
その狭い「ものさし」「常識」に縛られて苦しむ人を一人でも減らしていく、そういう社会に向けての貢献ができるのだと思います。

またこの本に紹介されていた
「イオマンテ めぐるいのちの贈り物」(寮美千子文、小林敏也画 パロル舎)。
それを読んだ著者が
「アイヌの子がイオマンテ(熊送り)のお祭りのごちそうを食べながらぽろぽろ泣くところを読んで、生き物を殺して食べて生きる自分が悲しくてしょうがないこの子は、わたしたちよりももっと、いろんなものを「お借りしている」自分を知っている」と書かれています。

普段すっかり忘れている「殺して食べている」という事実。
この事実を時々でも思い出し感じることが、食事の前の「いただきます」に魂がこもりますね。
宇宙に届く本物の感謝につながると思います。

本はありがたい。昔の本も読むと改めて気づかされることがあります。これもnote のおかげです。

ああ~、今日はPCがおかしくてなってしまって、書くと削除書くと削除・・・されるので、更新できないかと焦りました(-_-;)

無事できてよかった(*^-^*)

それでは今日も、深い呼吸を意識して、自然体で自分の「ごきげん」に努めていきましょう。
「いただきます」に心をこめていただきましょう。

読んでくださってありがとうございます。

あなたにとって、充実した時間が増えますように♡





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