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弾丸ハノイ①憧れのチャーカー

パクチーが苦手だ。旅先の食に重きをおくタイプなので苦手な食材が避けられない国は旅行先リストに入れていなかった。

コロナ禍に大事な家族の一員であった犬が亡くなった。その悲しみから鬱になり臭覚が鈍くなった。半年後に新しい犬を迎えたこともあり1年くらいで鬱抜けできたのだが、臭覚は未だに戻らない。何が言いたいのかと言うと、幸か不幸か鬱で臭覚が弱まり、ある日からパクチーが食べられるようになったのだ。

「そうだ。ベトナム行こう」

パクチー解禁、3泊4日弾丸で友人と2人ハノイへと旅だった。

ハノイの通りの名前にもなっている名物料理チャーカー
ターメリック等で下味をつけた雷魚を雷魚の脂で炒めディル、ネギ、パクチー、ミントなどのハーブを山盛り入れて更に軽く火を通す。スタッフが全部やってくれる。ちなみにスタッフは皆さんラフな私服なのでお客との区別がつかず地味にカオスだった。
ブンに炒めた雷魚とハーブを入れピーナッツ、ライム、ヌクマム、唐辛子を入れてよく混ぜる。
色々な味が混ざってハーブの香りが良く、とにかく旨い。飛行機疲れでボーっとしていた私も友人もディル好きなのでムシャムシャ食べて生き返った。ベトナムでは割と値段はお高めで観光客が食べる料理と言われることもあるけど川魚を美味しく食べるために考えられている実に洗練された料理だと思う。
揚げ春巻き。このお店の揚げ春巻きはディルが効いていて爽やか。
Chả Cá Thăng Long
高級そうな外観だけど敷居は低かった。メニューはチャーカーと揚げ春巻き、他は飲み物だけ。チャーカーと揚げ春巻きセットとベトナム茶飲んで一人1200円くらい。
ドンスアン市場で売られていた雷魚