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はじめまして、日本フラメンコ協会です

note 開設に際して、自己紹介をいたします。

私たち、日本フラメンコ協会Asociación Nipona de Flamenco/通称ANIF)は、日本のフラメンコ芸術の普及振興及び向上発展に寄与することを目的に1990年に誕生し、2013年に一般社団法人となった、日本のフラメンコ芸術の統括団体です。

19世紀にスペインで生まれたフラメンコが日本入ってきたのは20世紀になってからのことです。それから100年弱、いまや日本は本場スペインに次いで世界第2位のフラメンコ人口を有する国となりました。
 
踊り(バイレ)、ギター、歌(カンテ)、打楽器などの実演家、スタッフ、そして、この文化を根底を支える熱心な愛好家(アフィシオナード)から成るANIFの会員数は、2023年3月現在で804名。これらの会員、そして、この業界全体の未来のために、理事34名、監事1名、事務局長1名からなる組織として、力をあわせて運営しています。

俳優・歌手・演奏家・舞踊家・演芸家などの実演家や実演芸術分野のスタッフ・制作者等の統括団体が正会員として名を連ねる「公益社団法人日本芸能実演家 団体協議会(通称/芸団協)」に加盟したのは、2002年のことでした。その後、2013年に「一般社団法人」化を果たした当会は、2020年からのコロナ禍における文化芸術活動存続のための公的な活動(文化庁による助成事業実現にむけた運動に参画貢献)を通じて、名実ともに、日本のフラメンコ分野で活躍するアーティスト(実演家)のための統括団体となりました。

もちろん、カンテ、ギター、バイレを通して表現するフラメンコのアルテ(アート)を慈しんで 互いに「Olé」と称え合う、そんなフラメンコの本質を大切に守りながらこのアートをさらに発展させていくために、プロだけでなく、愛好家、賛助者のみなさんに対しても広く入会の門戸を開き続けています

そんな私たちの主幹事業は、新人フラメンコ・アーティストの発掘・育成の場として1991年から開催され ている「新人公演 〜フラメンコ・ルネサンス21」(毎夏開催)、プロと愛好家の垣根をはらって共に出演・参加できる「アニフェリア 〜フラメンコの祭典〜」(隔年開催)の2つです。

加えて、2022年以降は、主催公演、アウトリーチ公演、マスメディアへの出演コーディネートを含めた制作を精力的に増やし、日本におけるフラメンコ芸術の認知向上と普及発展、フラメンコ芸術に関わる専門家の実演機会の増加と地位の向上、これを支える愛好家や賛助者の歓びを基盤にした裾野の拡大、そして日本のフラメンコ芸術のさらなる質の向上を目指して、さまざまな活動をおこなっています。活動の模様は、SNS(Facebook, Instagram, Twitter, YouTube)で発信していますので、ご興味のある方はぜひフォローしてみてください。

そしてこの度、会員に向けた年4回発行の機関紙(会報「Lazo」)に加えて、より広く対外的な発信を増やしていくために、このnoteを開設しました。日本のフラメンコ界を代表するアーティストである理事や特別正会員、周辺で活躍する期待の専門家たちによるコンテンツを発信していきます。お気に留めていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。(文=一般社団法人日本フラメンコ協会 事務局長 瀬戸雅美)


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