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将来の夢?

『将来なにになりたいの?』

小さい時に誰しも聞かれた言葉だろう。卒業文集や進級するタイミングでもよく書いてきたはずだ。そして進路を決める際に誰もが向き合ってきた疑問であろう。

じゃあ将来って何年後の話なんだろうか?

例えば教師になりたい、という夢があったとする。そのために勉強して大学に入り、教職に就くために単位を取り試験を受けて、免許を取ることができる。就職活動を経て無事に学校に勤めることが決まる。このとき「教師になりたい」という夢は叶ってしまう。じゃあそのあとはどうやって何を目標に生きていくんだろうか?

私は、将来の夢、という考え方がそもそも間違っているのではないかと考える。進路を考えるようになったとき、私は毎日自分に問いかけていた。自分は何になりたいのか?と。つまり、現時点での自分と将来の自分というのは別物であり、今はまだ人生の中の準備期間、ということを無意識に考えていた。しかしあるとき、それはちょっとちがうのではないかと考え始めた。

私たちが生きているのは『今』であり、過去でも未来でもない。将来というのはただの『今』の延長線上にある空間であって、生きているの話『今』だ。過去も未来も直接的には変えることができない。つまり、考えるべきは将来何がしたいかではなく、『今』何がしたいか、だ。先程挙げた教師になりたいという例で考えても、将来の夢として決めていたことはいつか『今』になってしまう。今生きているこの時代だって、何十年か前は誰かの『将来』だったんだから。

変えられるのは過去でも未来でもなく『今』

世界中のひとがこういった意識を持てば、行動も変わり世界も変わっていくんじゃないだろうか。


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