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畑迷汀(ぱたぱた)
2021年5月31日 21:42
中森弘樹『失踪の社会学』書籍。とても面白かった。なぜ失踪か、失踪がどのように変化したか、失踪された者たちと失踪した者の話、失踪と責任についてのような流れで(ちょっと記憶が朧げ)、丁寧に積み重ねられながら論が進む。几帳面さの効いた論理の積み重ねが、卒論を書いている時を彷彿とさせる。失踪の定義や、「失踪」という事象の捉え方の歴史といった、前段部分がかなり面白かった。自由に人と関係を結べるようになっ