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【詩】ゲシュタルト崩壊




愛しい人。




見つめれば見つめるほどわからなくなる。




歴史が形を作っているようだが




輪郭は曖昧になり




水の中の絵の具のように溶けて




掴む事が出来なくなる。




実体はあったとしても




正体は見えず




わかったはずだった事も




崩壊へと向かう。




僕の強がりに微笑んで




また輪郭が形を成していくような




そんな錯覚を繰り返して




終わりまで過ごすのだろう。










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