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【詩】排水口

流れに任せるその先が不安で


絡んだ髪の毛のように留まる。


どこへ向かう気だったのか。


自分ではもう解けないほどに


強く絡み付いたそれを


どうする事も出来ず


ただその場に


留まるより他に無い。




面倒な存在になるくらいなら


いっそ流れてしまえば良かったのに。




時間が経てば経つほど


絡みついてしまうのだ。

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