The world is mine
子供の頃は、自分が世界の中心にいた。
そんな意識は無かったけれど確かにいたのだ。
少しずつ大人になるにしたがって、どんどん端に追いやられて行った。
20歳になる頃には一番端の壁際に追いやられて、その上、床に這いつくばって生きているような気分になって行った。
自分の中でずっと天動説を唱えて来たのに、いつの間にか周りの圧力に負けて地動説が染み込んでしまったようだった。
子供の頃にも、思い通りにならない事も沢山あったはずなのに、願えば叶うと信じていたのかもしれない。
大