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詩のようなもの

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詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
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2021年8月の記事一覧

【詩】 ファミコン

何事もシンプルな程に難しい。 シンプルという制限が 物事を難解にしている。 『好き』とい…

【詩】 炭酸の泡

浮かんでは消え 浮かんでは消える思考。 言葉にならなかった 想いの数だけ 臆病になってし…

【詩】shadow

あなたは黒を纏ってやって来た。 光が当たれば 僕の後ろに隠れてやり過ごす。 夜が来れば …

【詩】 混沌

コトンと混沌の音がする。 外は降ったり晴れたり まるで感情のようで 落ち着かない。 テレ…

【詩】 正餐と精算と生

まだ前菜しか食べていないのに 精算しちゃうの? この後に、メインもデザートも 最後にコー…

【詩】 スパイス

何事にもスパイスを 振りかけていたあの頃。 華やかな香りを求めたのか。 刺激的な味を求め…

【詩と音楽】 ミュージック

生まれ落ちてから 脈打つミュージック 鳴らなくなったら お終いだ 街に一人 周りから聞こえるミュージック ヘッドホンで塞いだ心の 隙間から入って 僕のミュージックの BPMを上げていく ミュージックは鳴り止まず 結局、今も生きている 爆音に書き消されようとも 音量を絞り 静かで美しいメロディラインを 追い求め 鳴らし続けていたい ーーーーーーーーーーーー 久々にこれを聴いていて思ったんですけど、人間の最初の音楽って突き詰めると心音であると思

【詩】 蜃気楼

見え過ぎて気がついてしまった 醜い部分に 気づかないフリをして メガネをそっと ポケット…

【詩】 曲がったライン

直線は存在しない。 綺麗に引いたつもりでも どこまでも拡大すれば曲がっているものだ。 そ…