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味わえるTV!?「Taste The TV」

こんにちは、「Experience×Technology(体験×技術)」の岡田です。
テレビのグルメ番組やCMを見ていて「実際に食べられたらよいのになぁ」と思ったことはありませんか?
今回はそれができちゃう日も遠くないかも、というフードテック
Taste The TV(TTTV)」のご紹介です。


TVで味わう?

モニターに映し出された食べ物を実際に味わえるという不思議なテレビ(TV)なのですが、どのようなものか、ぜひ下記の紹介動画をご覧ください。

簡単に説明すると

  • 味を分析してデータ化

  • そのデータをもとに
    約10種のカートリッジの組み合わせでさまざまな味を再現
    カートリッジ:
    基本五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)+ 辛味 + 香り など

  • モニターに敷いたシート(交換式)の上に、味を再現した液体を噴霧

  • それを舐めることで擬似的に映像上の食べ物を味わうことができる

というものです。

TTTVの仕組み

フードプリンタと組み合わせれば、
未来の調理家電に?

画面をベロンと舐めている絵面はちょっとアレですが、キモは「データを元に調合で味を再現してスプレー」することなので、フードプリンタと組み合わせれば、下記のような応用も可能です。

使われているフードプリンタは、可食インキ(食用色素)で絵をプリントする2Dタイプのものです。このタイプは誕生日ケーキやクッキー、最近ではラテなどで目にすることも増えました。

白いごはんが親子丼やドリアになったり、食パンだけでピザトーストが作れたり、うわものの見た目は2Dとはいえ、ベースの食感は実物なので、「舐める」ではなく「食べる」ことができるようになりますね。

フードプリンタと相性抜群で、夢の広がるテクノロジーではないでしょうか。

食を、自由自在に

「味」だけを再現することもポイントで、成分的には本物とは異なるため、
甲殻類アレルギーだけどカニクリームコロッケを食べたい!
毒キノコの味だけあじわいたい!
といった挑戦的なことも可能なのだとか。

いずれフードプリンタの素材の選択肢が増えていけば、
人気シェフの料理を家で手軽に再現できたり、
好きな食感×好きな味×好きな香りで、自由自在に、
まったく新しい食べ物が生まれることもあるかもしれません。

すでに家庭用になりうる簡易版、「Open-TTTV」も作成されているようですよ。
一家に一台、当たり前の家電として並ぶ日も遠くはない気がしませんか?

以上
今後もワクワクできる「体験×技術」をご紹介していければと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございました。


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