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モノ作りから学べる、人生を通じて応用がききそうなこと

色んなものを作って遊んで、人生で普遍的に応用がききそうだなぁと思ったことまとめ。

最近はデザインの応用として、デザイン思考やデザイン経営なんてももてはやされてるけど、一番大事なのは、「ものを作る肌感覚、実感」を持てるかだと思う。


とりあえず口に突っ込もう

口に合うかどうかを見定めるには、口に突っ込むのが手っ取り早い。人生で一番最初に出会ったものが、あなたにベストマッチしている確率はとても低い。ものごとの初期段階では、色んなものを手当たり次第に口に突っ込み、味があったものを追求すると、あとあと後悔しないですむ。


事故を起こすのが不可能な状態を作ろう

物理的に起こり得る事故はいつか起こる。注意で危機管理を乗り越えてはいけない。座組みや仕組みで、そもそも事故が発生しないようにする。高いところに重いモノを置かない。電源のそばに飲料を置かない。火を扱うときは化学繊維の衣服を着ないなど、根本的に事故が発生しづらくなるようにする。人生で詰む人の多くは、事故が発生しうる状態を長く放置してしまっている。


習作を大量に作ろう

いきなり作品に着手しない。いきなり作ったものは、基本的に低品質か陳腐になる。まずは小さいプロトやスケッチ、模型を沢山作る。沢山の習作を作るうちに、その分野の勘所や、自分が何を作りたいのかが明確に見えてくる。また、彫刻や金属工芸など、時間コストの高いものほど、前工程の充実が重要になる。


制作パートは後半20%

モノ作りの大半は、観察すること、理解することや、計画すること、習作を作ることになどに費やされる。手を動かして制作するパートは、全体工程のラスト20%程度にすぎない。


まず全体感を押さえよう

絵を描くときなど、いきなり顔などの個々のパーツを作り込むと、バランスがグチャグチャになる。まずはボンヤリとした全体感やバランスをとることが、もっとも大事。細部の作り込みは、全体感が完璧になってからでよい。


品質は螺旋状に高めよう

ほぼ全ての創作物のプロセスは、作業、観察、分析、調整というサイクルを繰り返す。いきなり最後まで作り上げるのではなく、アクションパートと分析パートをこまめにスイッチしながら、段階的に品質をあげていく。


こまめに味見をしよう

料理の最低限のコツは、「お客に出す前に自分が味見をすること」だと思う。味を見れば、マズイかどうか簡単にわかる。ほとんどの人は、取り組んでいること、作っているものの味見を行わない。こまめに、味をみたり、試食会を開くことで、知らずに味音痴になっているリスクを減らせる。


ジグをしっかり作ろう

ジグ(治具)とは、その作品を作るのに特化した補助ツールのこと。直角をだすために木を組み合わせて作った補助台、シェイプのずれを確認するための型紙など、精度をあげる補助ツール全般を指す。いきなり最終作品を作るのではなく、作品の精度や生産性を高めるためのツール作りに、まずリソースを費やす。最終形の精度は、治具を作ることで大きく変化するので、中間成果物は省略せずに丁寧に作る。


小さいエネルギーを何度も与えよう

物体を変形させるときには、小さいエネルギーをなんども与えるのがよい。たとえば金属を、大きなハンマーで強引に叩くと、意図しないところまで大きく歪んでしまう。小さいエネルギーを何度も与えるほうが、周辺に歪みが波及しにくく正確になる。統計的な分散でエネルギーを散らすことで、精度をや安定性を生み出せる。


いきなり超大作を作らない

未体験分野での超大作からのスタートは、大抵が未完に終わる。あるいは大爆発してしまう。まずは小さいものでよいので完成させる。できれば、序盤はひたらすら先人のコピーでもよい。勝手がわかってきてから、徐々にオリジナリティを試し、超大作は終盤になるまでお預けする。


小作品と大作を交互につくる

上達する人は、小さい作品を回転数あげながら作り、定期的にじっくりと腰をすえた精度の高い大作を作る。小作品を数多く回さなければ経験値はたまりにくい。腰をすえた作品を作らないと、能力の上昇幅が限られる。どちらも必要なことなので、交互に行なっていくのが上達の効率を高める。


エネルギーの歪みは全体に分散させよう

ネジを閉めるときは、対角線に互い違いに閉める。一箇所づついっきに閉めたり、隣のどうしのものを順番に締め付けていくと、全体フレームが歪んでしまい、精度がでなくなる。物事は一箇所にエネルギーを集中させるだけでなく、全体のバランスを見ながら、距離の遠いものどしを交互にしめていくことで、歪みを全体に分散できる。逆に破壊を行う場合には(ランチェスターの2次法則にしたがって)、エネルギーを一箇所に集中させよう。


こまめに離れて見よう

絵でも彫刻でも、定期的に離れて全体感を確認する。部分に注力しているときでも、全体感を定期的に確認しないと死ぬ。


合理に従おう

ハンマーを一定の高さに持ち上げて、力を抜けば、常に同じ強さで叩くことができる。水のなかにモノを沈めて加熱すれば、温度上昇を100度までに制限できる。自然法則にうまく乗ることで、本来なら人間が出すことのできない精度やコントロールを作り出すことができる。


常に第三者レビューをいれよう

意見をもらいたい人、意見をもらいたくない人に派閥はわかれるが、最低限「地獄に向かって突っ走ってないか?」だけは、常に第三者レビューをいれることが大事。


帰還限界点を見極めよう

粘土はなんども形を作り直すことができる。しかし、一度固まってしまえば修正は限定的になる(削るだけ)。そして素焼きをし、釉薬をつけ火にくべてしまえば、もう後戻りは効かない。ものごとには、やり直しがきくフェーズと、やり直しがきかないフェーズがある。どのフェーズがやり直し不能ポイントかを見極め、その手前でしっかりと準備をしよう。


計画どおりにいかないことを計画に織り込もう

モノ作りなんて、計画通りに行かないことが普通。トラブルが起きたときの安全バッファーや、失敗とわかったときの方向転換の余地をあらかじめ用意しておこう。全てが計画通りにいくのは、生産であって、制作ではない。実際のモノ作りは、計画外の微修正や微調整、方向転換のオンパレード。生産と制作の区別がつかないと、確実にプロジェクトは破綻する。


力を入れるとこと、抜くところを作ろう

全体に同じようなエネルギーを注ぐと、メリハリのないものになる。大胆に力をいれる部分と、手を抜く部分を作ってメリハリを出す方が、モノに特徴がでる。またリソース面でも、全体の精度をあげるのは非効率なので、強みにエネルギーを割り振るほうがよい。


スキルはクロスさせたほうが強い

単一スキルでの勝負は、時間とお金、才能のつぎ込み勝負になってしまう。Lv100の単一スキルより、Lv70ぐらいの異分野スキルを複数組み合わせるほうが、オリジナリティや新しい可能性を開きやすい。またLv99からLv100にあがる経験値で、新しいスキルをLv1からLv60ぐらいまで育てられる。



などなど、無限に出てきそうだけど、特に大事だなぁと思ったことを列挙してみた。自分の健康チェックに、こういったことは定期的に見直したいな。


こうやってみると、大企業や大手のSierは、このあたりの原則をほとんどを無視していますね…生産は得意でも制作が苦手なのは、その辺が原因かもしれません。こういった知見、できる限り色々なところで活かせるといいなぁと思います。

でもとりあえず、一番大事なのは、

もの作りたーのしーい♪の感覚ですよね。それがあれば、わりと人生、生きていける。

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piece of cake CXO。THE GUILD代表。ユーザーの行動を設計するデザイナです。 UXデザインやUIデザイン、noteのカイゼン報告などについて書いていきます。

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