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管理職・リーダーのためのコミュニケーション能力(その1)

今日から、「管理職・リーダーのためのコミュニケーション能力」について書いていきます。

いきなりですが、「能力」って、ちょっと固い表現ですよね?
でも、ここでは敢えてこの言葉を使うことにしました。

本題に入る前に、管理職・リーダーに限らず、働く人にとって必要な「能力」について考えておきたいと思います。

皆さんは、「能力」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
ご自身について考えたとき、自分自身はどのような「能力」を持っていると考えられますか?

パソコンを使うことができるとか、英語を話すことができるとか、簿記の資格を持っているとか、法律に詳しいとか、自社の製品・サービスのことなら何でも知っているとか、お客さまをおもてなしすることについては誰にも負けないとか、仕事の締め切りは必ず守るとか、チームをまとめることが得意とか、挙げればキリがありませんが、これらは全て仕事の場面で皆さんが活用している「能力」です。

これらを大きく分類すると、「能力」には以下の3つがあると言われています。

知識 : 仕事に必要な情報ややり方などを
     「知っている」こと 
技術 : 知識を活用しながら実際に仕事が
     「できる」こと
態様 : 態度や姿勢、心の持ち方など、
     仕事への「取り組み方」

社会人として成長するためには、この3つをバランスよく高めて行くことが求められます。

管理職・リーダーは、部下やメンバーの育成も担います。「能力」について、知識・技術・態様の3つがあると理解しておけば、指導もしやすくなります。
たとえば、部下Aさんの仕事がうまくいっていないとき、あるいはAさんが伸び悩んでいるとき、
 知識が不足しているのか?
 技術が足りないのか?
 態様に問題があるのか?
と考えると、Aさんに対してどのようなサポートをすればよいか、判断しやすくなります。

このことが、管理職・リーダーがメンバーと関わる上での第一歩であると弊社では考えています。

管理職・リーダーのためのコミュニケーション能力、
その1は「能力=知識+技術+態様と考えることができる」です。

さて、管理職やリーダーになった人には、管理職・リーダーとしての能力が求められることになります。これは、担当者に求められる能力とはまた別のものなので、意識して高めていく必要があります。

次回から、具体的に求められる能力について書いていきます。
リモートワークの時代、コミュニケーションの重要性はいっそう増していくと思われます。
引き続きお読みいただけると嬉しいです。

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎

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