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我が家の移住物語5 ~ 引越まで

前回の『我が家の移住物語4 ~ 売買契約締結まで』の投稿から2ヶ月近くが経過してしまいました。

まぁ、言い訳をするとオンオフともに少しバタバタしていたので、筆を進める時間がなかなか確保できませんでした。

そんな我が家、7月8日の雨で道路から我が家に繋がる進入路にクラックが発生しました。

すぐに有吉住宅さんに連絡し、早々に工事の段取りをつけてもらったものの、即日着手というわけにもいかず、日に日にクラックが広がっていくので、とりあえず買い置きしてあったインスタントセメントを流し込んで緊急補修しました。
クラック発生から約1ヶ月で、とても綺麗に補修してもらえました。
まぁ、懐も綺麗になりましたが……

我が家のリノベーション計画

2018年12月19日に無事に売買契約を締結し、リノベーション工事に着手できる目処が立ちました。
売買契約締結までの間に、リノベーション内容の大筋は詰まっていました。
我が家が購入した物件は、木造瓦葺平屋建と木造瓦葺2階建が連結された構造をしており、部屋の構成は1階に和室6部屋、台所、浴室、トイレ、倉庫、2階に和室2部屋と倉庫というもの。

東萩平_間取り図

この間取りを、1階を和室3部屋、リビング、ダイニング、台所、浴室、トイレ×2、倉庫、2階を洋室1部屋にリノベーションしました。
実は、昔お蚕部屋として使っていた屋根裏部屋もあるのですが、資金的に手が回らなかったのでそこまで改修することはできませんでした。
リノベーションで使用した材は、全て新城産(愛知県)の材です。
家中のあらゆるところに断熱材を入れて冬の寒さに備えます。

売買契約の締結が当初想定よりも後ろに倒れたため、かなりギリギリのスケジュール感です。
我が家が引越を希望する2019年3月末までには全体のリノベーションは間に合わないという判断から、2019年3月末までにリノベーション完了が必須である部分と、2019年4月以降のリノベーション完了でも問題がない部分にわけました。
具体的には、1階部分を2019年3月末までに、2階については2019年4月以降の完了予定です。
2019年3月末までにリノベーション完了が必須である部分も、雪が1度でも降って工事が止まったら間に合わなくなるぐらい余裕のないスケジュールです。

お片付け

リノベーション工事に着手する前にやらなければならないことが『家の片付け』です。
空き家情報バンクの物件は、そのほとんどが『残置物付きの現状渡し』です。
残置物の量は物件により様々で、我が家の残置物はかなり少ない方だったようです。

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我が家は↑の状態で引き渡されました。

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片付けの際に棚などは処分したりしましたが、食器などはそのまま再活用させてもらっているものもあります。

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倉庫に残された物はそのまま全て再利用させてもらっています。
特に、刈払機は田舎暮らしの必需品なのでとても助かりました。
写真はありませんが、新しい耕運機もありました。
この耕運機がなければ農地法第3条申請「農地売買」の許可は下りなかった可能性があるぐらいでした。

物件によっては、補助金の大半が残置物の片付けでなくなるなんてケースもあるようです。
そんな状況を解決するために、昨年は我が家とは別の物件で、『空き家片付け大作戦』と題した残置物のお片付け イベントが行われたりもしました。

我が家の場合は、前述の通り残置物が少なく、リノベーションをお願いした有吉住宅さんの力も借りて、自力で片付けを行うことができました。

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この年は、片付けをしている時に1度だけ積雪がありましたが、後は雪に降られることはなかったのが幸いでした。

地鎮祭

我が家は、このあたりの移住者では珍しい解体を伴う大型リノベーション(我が家レベルまでリノベーションする移住者世帯はほとんどいないらしいですw)だったので、仕事で懇意にしている宮司さんにお願いして地鎮祭を執り行っていただきました。

リノベーション工事スタート

片付けと地鎮祭が済んだら、いよいよリノベーション工事スタートです。

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床も全て剥がし、水平を取り直してもらいました。

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上に見える梯子の先がお蚕部屋に繋がっていました。
お蚕部屋も改修したかったなあ……

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キッチンカウンターもワンオフで作ってもらいました。

僕がもっともこだわったであろうポイントが壁です。
壁は有吉住宅さんオススメの壁材であるシラス壁。
これを、腕利きの左官職人になっていた中学の同級生に塗ってもらいました。

彼に塗ってもらいたかったが為に一部を塗り壁にしたと言っても過言ではなかったので、これが叶ったのはとても嬉しかったです。

引越

2019年3月30日、我が家は無事に引っ越すことができました。

畳が入ったのが引越前日の午前中だったことからも、本当にギリギリのスケジュールでした。

年度末での引越となることから、引越業者の選定は年明け早々に行っていました。
この年は、某宅配会社系の引越サービスが行政処分を受けた関係で、例年通りの状況でも引越の需要過多になる年度末に、まるっと1社分のリソースが不足するという事態だったので、我が家も打診が後1日遅かったら年度末の引越は手配できなかったかもという状況でした。
実際、複数社に打診をしたにも関わらず、見積に来てくれたのは1社のみ。
あの昆虫の会社もパンダの会社も、打診したのにレスポンスがないという異常事態でした。
まぁ、見積に来てくれた1社が本命だったので、それはそれで良かったのですが……

で、完成後の家の写真は他にはないの?という感じですが、完成後の我が家の写真、ほとんどありません(笑)
何たって、1階部分が完成したのが引越前日の午前、引越準備で写真を取りに来るどころではなかったですし、すぐに荷物が入ってしまいましたし、GW前に完成した2階の写真は撮るの忘れましたし(苦笑)
今となってはメディアに掲載できるような写真を撮るにはかなりしっかり部屋のお片付けをしなければならないので、どうしても我が家を見学したいという人はお問合せください。
気が向いたらご招待します(笑)

町内会への加入

地域によって町内会だったり自治会だったりと呼び方が違いますが、いわゆる町の町内会です。
これまでの僕の人生で、マンションの自治会に加入したことはありましたが、いわゆる町内会に加入したことはありません。
我が家は引越時期が年度の変わるタイミングだったので、毎年4月下旬に開催されている町内会の新年度総会から、町内会に加入しました。
この新年度総会で、既に町で暮らしている皆さんにご挨拶しました。
我が家が暮らす集落では、最初のご挨拶の時に『日本酒1本』もしくは『全世帯に気持ちばかりのお菓子等の挨拶の品』を用意することになっています。
我が家は『全世帯に気持ちばかりのお菓子等の挨拶の品』をチョイス、懇意にしていたみよし市は黒笹にあるお菓子屋さんにお願いし、丁度良いサイズのお菓子を用意してもらいました。
町内会への加入が完了したことで、ようやく我が家の引越が終わった感じがしました。

『我が家の移住物語』はこれにて完結です。
次回からは通常の『田舎暮らしの現実』に戻り、次回は『町内や地域の行事』について書いてみようと思います。
なるべく早く、できれば2ヶ月も空かない感じで、アズスーンアズポッシブルな感じで……

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