フカサワヒデユキ

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オジー・オズボーン「Diary Of A Madman」

現在のように溢れるほどの情報にアクセス出来るようになる以前、僕にとってのインターネットとは5つ上の兄だった。いや兄を通して世界を見ていたわけだから兄はブラウザやISPと言えるかもしれない。それほど絶大かつ崇高な存在であった。 そんな兄からお前コレ知ってるかと渡されたのがオジー・オズボーンのセカンドアルバム「ダイアリー・オブ・ア・マッドマン」である。訳して「狂人の日記」、知っているわけがない。私その時11〜12歳である。情報の押し付けにもほどがある。言い換えれば悪質なSPA

    • チャイコフスキー「白鳥の湖」

      昭和10年に祖父が創業した和紙/文房具販売のお店の長男夫婦の次男としてに生まれた僕は、祖母が体の弱かった叔母のために用意したピアノを活かすべく習うことになりました。習い事としてあまり気が進まず、練習もサボってばかりなのに早く「エリーゼのために」が弾けるようになりたいと思ってばかりいました。特別に音楽が好きなわけでもなくぼんやりと、ほぼ嫌々ピアノ教室に通っていたわけです。 そんな10歳の頃、駅前の映画館で「東映まんがまつり」の一部として「世界名作童話 白鳥の湖」というアニ

      • ご挨拶

        深澤秀行と申しまして音楽業界に生息していて、最近では作曲を中心に仕事をしています。 大変に幸運に恵まれこれまでこの業界でやってこれました。これは奇跡的な事だと思っています。 自分のこれまでの事を書くこともあるとは思いますが、特別決めずに進めてみようと思います。なんとなく思っているのはレコードやカセットテープ、CDを通して僕を育ててくれた楽曲やアーティストを僕はどう聴いてどう解釈してどう自分に影響を与えているか、とかを文章にしながら考えてみたいと思います。事前に考えてないの

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