【実体験】パニック障害・不安神経症の症状と、ドン底から回復した話①

初めまして。私は一人暮らし、アラサーの予備校教師です。この記事では自律神経失調症の一種であるパニック障害、不安神経症について、私自身が感じた症状やドン底から回復した方法を書いていきたいと思っています。

漠然とした不安がある。自分の体の変化に過剰に反応してしまう。絶えずふわふわしためまいがある。夜、急に鼓動が早まり、目覚めてしまう。手が冷えて急に呼吸困難(のよう)になる。その際、強烈なめまいや自分は死んでしまうのではないか、という恐怖に襲われる。このように、パニック障害の症状は多岐にわたります。これらの症状のいずれかに当てはまる方はぜひ、この記事をご一読いただければと思います。

市販で入手できるあらゆる関連書籍と、複数の心療内科、精神科の先生方から得た知見を共有いたします。またネット記事や書籍には書いていない私が感じた症状もできる限り詳細に共有させていただきます。パニック障害からいかにして回復したか、その方法も余すことなく共有させていただきます。この記事を読んでいただいた皆さまが抱える症状の軽減や改善につながることを願っております。

2019年7月18日。私は授業中に、突如として強いめまいと恐怖におそわれ、激しい動悸とともに呼吸が浅くなり、意識を失いそうになりました。教壇に手をつきながら、どうにか授業を続行したのですが、今までに感じたことのない症状に強烈な不安と恐怖を感じました。その症状は5分もしないうちに引き、どうにか授業を終えることができました。人生で初めてのことでかなり動揺しましたが、きっと疲れているからだろうと思っていました。思えばこれがパニック症との初めての出会いであったと思います。
幸いその授業の翌日から10日ほど休みが取れたので、ゆっくり身体を休めることにしました。都会の喧騒から離れるために避暑地に足を運び、ゆっくりくつろぎました。実家に戻り家族にもその時の症状について話をしたのを覚えています。休んでいる間に同様の症状が出ることは全くなく、やはり疲れていたんだなと自分の中で結論づけました。

休みが明けてから2か月、私は特に問題なく働いていました。そもそも仕事が好きで、授業をすることや生徒とかかわることで幸せを感じていたほどです。ところが9月下旬頃から、ふわふわとしためまいを感じることが多くなり、仕事中になんとも形容しがたい感覚(専門用語では離人症というようです。後に詳しく触れます)に見舞われることが増えてきたのです。同時期から、夜中に急に目覚めて眠れなくなることもありました。体調に不調をきたすようになり、それに応じて精神も不調をきたすようになり始めました。漠然と、自分は癌なのではないか。白血病なのではないか。何万人に1人の病が多すぎやしないか。何万人に1人の病気が1000種類もあれば実際には若くても1000人に1人は難病を患うのではないか。このような不安が頭の中を駆け巡り、離れなくなってしまいました。このあたりから私は様々な症状に苦しむようになり、精神的にもおかしくなっていきます。

次回の記事にて、もっとも悲惨な時期に感じた症状とその克服法について、詳しく書くこととします。

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