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デザイン勉強開始から1年の現状報告

昨年2021年1月に一念発起してデザインの勉強を始めてから約1年。
めちゃくちゃ濃く、自分のことを見つめ直した1年でした。

いい機会なので、改めて今の思いを整理してみようと思います。

デザイナーにはなれてません

結論、現時点では
「『デザイナー』と名前のつく職業には就けていない」です。
転職せず、元々の本業に留まっております。

まあ元々そんなすぐデザイナーになれるなんて思っていなかったし、
子供が小学生になる5年後までに、なんかデザインの仕事ができてたらいいなあ、くらいの気分で始めた勉強でした。

でも情報収集していくうちに、これは本気でやらなきゃモノにならないなと思い、思い切ってMacを買ったり、朝早起きして勉強時間を作ったり。

あと「半年で主婦からWebデザイナーに!」とか、最短○ヶ月で云々!みたいな広告にも正直心乱されました。
本気でやったら年内に転職できたりして!?みたいな期待も…。
(その頃本業の方が超辛かったのもありましたが)

独学に限界を感じていた時にスクール「デザイントースト」に出会って、がむしゃらに作品作りに取り組んだのもめちゃくちゃ貴重な体験でした。

多くのメンターさんや仲間に励まされ、一生分の褒め言葉をいただき、私デザイン好きー!楽しー!やっぱ仕事にしなきゃだめだこれはー!!今すぐにー!!勢いがあるうちにー!!とアドレナリンでっぱなしでした。
楽しかった・・・

そこまでやったのになぜ結局現状維持…

しかしデザイントースト応用コース修了後1ヶ月ほどで、状況に変化が。

・本業の方で欠員が出てかなり辞めづらい状況に
・子供のイヤイヤ期到来により育児難易度が爆上がり、精神も体力もすり減る日々
・緊急事態宣言が明けてオフィス通勤再開、疲労困憊…

言い訳ばかりですね。ほんとすみません。
でもマイナス要素だけではないんです。
一番大きかったのは

・本業で、企画やクリエイティブ周りに関わる仕事してみない?と打診があった

これです。
これは正直一番ありがたいルートなので、運が向いてきた〜!!と小躍りしました。
紆余曲折経て、今はその体制変更に向けた準備をしつつそのまま働いています。

いい塩梅、を見つけたい

スクールで頑張った3ヶ月間を経て、デザイン業界で働くことや自分の働き方について見つめ直したのですが、
家庭・仕事・ひとり時間のバランス、そしてやりがいと賃金のバランスを考えると、求人情報を見漁ってもなかなか自分がそこで働けるイメージが湧かず、悶々としていました。

時短で残業できない30代の実務未経験者とか、実際厳しいだろうな…。
じゃあ契約社員だ、派遣だ、アルバイトだ、と見ていきつつも、今の仕事の正社員給料とどうしても比較してしまい。
同様に、いきなり独立!フリー!というのも現実味がありませんでした。

子供の教育費、生活費、やりたいこと、全てにどうしたってお金は必要。
うちはガッツリ共働きなので、二馬力前提の生活設計をしています。
だから、私の稼ぎを意図的に大幅ダウンさせてまで、仕事を変える勇気がなかなか出ませんでした。

そこでもう1回原点に立ち帰りました。
私がやりたいこと、したい生き方ってなんだっけ?

良くも悪くも、私はもう子持ちの30代序盤。
20代のあれこれで、ブラック企業やいろんな人も見てきました。
社会なんてそんなもの、とか、仕事はつらくて当たり前、な世界も知っているけど、無理した先にあるのが幸せかどうかは正直なところわからない。

だからこそ、既存の枠にとらわれず、
自分がすり減らない「いい塩梅」を探したい。

そんな私が、今大事にしているものを捨てて新たなフィールドに立つのは、あまりにも現実味がなかったのでした。
(もちろんできる人もいると思います。頑張ろうとしている人にブレーキをかけたいわけじゃないので、あくまで個人的な話です)

都合の良い話ではありますが、
今大事なものは変わらず大事にしたままで、むしろ「これからも大事にするために」変わりたい。
その理想は忘れずにいようと思いました。

じゃあ現実的に考えて、どんなことならできるんだろう、と思った時に
「デザイナー」として華々しい活躍はできなくても、
さまざまなスキルの1つとして
「デザインができる」「文章が書ける」社会人には今すぐなれるのではないかと。

もちろん専門職としてやっている方には敵わないけども、
これまで10年弱の社会人実績や得たスキルと組み合わせた上での
「実は私、デザインもできるんです!」は効くのではないか、と思いました。

子供が小さいうちは安定した環境を優先して、そのスタンスでやれるだけやってみたい。
そしてまた状況が変わる時に、気持ちが向かう方へ行けたらいいなと。

そんなことを考えている時に、運よく先ほどの打診が。
給料も保証され、これまで通り正社員で時短勤務しつつ、新たな環境へのストレスもなく好きなことができるかもという期待。

やった〜〜!!!渡りに船じゃ〜〜〜!!

「やりたい」と言えるようになるには自信が必要だった

その話を受けて以来、私は上司や同僚にも
「実はデザインの勉強をしてるんです」
「資料とか作りたい」
「なんでもいいから作り物やらせてくれ」と言えるようになりました。

そして実際に、ちょっとした作り物仕事がぽこぽこ舞い込むように。

仕事に対して能動的に「こんなことできます」「やりたい」と言ったのはこれまでで初めてのこと。
そして「ゆくゆくはこんな仕事をして、こんな姿でありたい」というビジョンすら少し見えてきました。
このワクワク感!目が覚める思いです。

こんなことを言えるようになったのは、勉強するぞ!と決め、がむしゃらに取り組んだ2021年の日々と、それで得た自信のおかげです。

頑張るってすごいな。よかったな頑張って。よく頑張ったなわたし!

2022年、余白を作って楽しみたい

まだまだこれからなのですが、こんな感じで
「デザインできるし文章書けるし他にも色々できる企画の人」を目指して、今年は本業を頑張ってみたいと思ってます。

そしてその先に、昇進なり転職なり独立なりの新たな道を見つけたい!

あともう一つ、今年のテーマは「余白を意図的に作る」にしました。

余白はできるのではなく作る。デザインの勉強で学んだことです。
デザインやっててもいつもキツキツに作ってしまうんですが、それがまんま自分の人生のようで…。

2021年、仕事と家事育児以外の時間をほぼ全てデザインの勉強や制作にぶっ込んでいました(その時一番やりたかったことだし楽しかったからいいんですけどね)。
でも、頑張りすぎて心がからっからになっていることに気づき、自分の心を潤す時間も必要なんだなと痛感しました。

最近は新たにできた推しジャニーズにハマったり、映画見たり、漫画読んだり、とデザイン以外のことも意図的に生活に入れてます。あとは休む時間も。

自分の人生を楽しくするのは自分!
それを忘れずに、2022年楽しみます。



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