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好きなもの⑤:9月15日

お誕生日です。

かといって有休取って何かするとかはなく、朝になればPCを立ち上げ、粛々と打ち合わせに出てメールを捌き、仕事が終われば晩ごはんを食べて、お風呂入って、スプラトゥーンして寝るんだと思います。

早めに仕事が落ち着けば、近所にケーキでも買いに行くかもしれません。
ちょっと歩けばスイーツ屋さんがホイホイ見つかる幸せな街に住んでいるので、最高に幸せになれそうなケーキを探すのもいいですね。

小さい頃、お誕生日は特別な日でした。
その昔、敬老の日は9月15日で、学校が常に休みだったことも一因かもしれません。

両親がまだ寝ている時間に起きて、オシャレな洋服に着替えて待機していた誕生日の記憶もあれば、不二家レストランでお祝いしてもらった誕生日の記憶もあります。
祖父母からは、おめでとうって電話がかかってきてました。
10歳の誕生日は特別嬉しかった記憶があります。大人の階段登ってる感ですかね。

なんにせよ、9月15日はたぶん嬉しくて待ち遠しい日でした。

あれからずいぶん時が経ち、「誕生日嬉しい!」といった感覚は失われ、「うわ、また1つ年を重ねてしまった……」という気持ちに襲われる、複雑な日になってしまったような気がします。

一方で特別感は不思議と損なわれず、さっきまで「32歳開会式」と称して、ローソンのゴディバコラボのスイーツ片手に推しYoutuberがナイスフリードマン数について語る動画を見てました。尊い。

誕生日にあたり、去年の自分を振り返って、あれもこれもできなかったとか、大人の階段は登ったけど自分だけ踊り場でモタモタしてるとか考えて反省して、今年こそ頑張ろう、しっかりしようと思うのも悪くないのですが。

もう良い大人ですので。
自分を減点法で見ても仕方ないし、他人と比較しても意味ないってことをそろそろ腹落ちさせたいところです。

まずは31歳の1年間、お疲れさまでした。
コロナにも罹らず、ちゃんと働いてちゃんと家賃払ってちゃんと納税して素晴らしい。
32歳の1年間も、ほどほどに頑張ればいいよね。

くらいのゆるさで、自分を褒めてつかわす1日として9月15日を過ごしたいものです。


そして、この日記、文字数はぴったり915文字でお送りしました。

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