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好きなもの⑥:ル・ポールのドラァグレース

Netflixの「ル・ポールのドラァグレース」をずっと見てます。

アメリカに、ル・ポールさんというカリスマドラァグクイーン(ざっくり言うと女装する男性)がいらっしゃるんです。

そのル・ポールさんが、自分の後継者となるスターを発掘するべく、十数人のドラァグクイーンたちを集め、毎週「100均アイテムでドレスを作る」とか「退役軍人のおじいちゃんたちを女装させてパフォーマンスする」とかの課題を出して勝ち抜きバトルを行い、勝者を決めるというもの。

課題の出来が悪くてドベ2人になると、リップシンク(口パク)パフォーマンス対決をやらされ、負けた方が帰宅。1話につき1人脱落していくというのが基本の流れです。

Season13ぐらい行ってるはずなので、人気番組なんだと思います。ちなみに今見てるのはSeason6です。Season5は神シーズンだった。

これが、すっごく面白いんですよ。
スラングてんこ盛りで悪口言ってるパートは普通に面白いし、仲良しグループや派閥ができるのは完全に女子のノリです。

一方で、家庭環境が複雑だったり、いじめを受けていたことがあったり、明るくない過去や悩みを持っているクイーンも多い。

そんな彼女たちが、スターの座を射止めるために、バッチバチに着飾ってランウェイを闊歩する姿は毎回眩しく、そして美しいです。

美しさって、ともすればひとつの定規で測ってしまいがちなんですけど、肌の色・体型・ドラァグのスタイル(服やメイクのテイスト)は十人十色で、「美しいかどうか」って誰かに決めてもらうものではなくて、人それぞれでいいんだなと気づかされます。

で、シーズンが進むごとに「推しクイーン」ができてきて、自分の推しが負ける時は結構真剣に悲しくなったりします。

ル・ポールさんが各回の最後に言う、「If you don’t love yourself, how in the hell you gonna love somebody else?」は金言です。

いついかなる時も、自分を愛し、気高く強く美しく。

だからこそ、ランウェイを我が物顔で歩くクイーンたちは全員美しいのだと思います。

見た翌日は、体のラインが出る服を選び、メイクもばっちりキメて、背筋を伸ばしてハイヒールで歩きたくなること間違いありません。

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