スベッテトバシテカンデ
芸人の夏といえば賞レースが多い6〜10月くらいまでがシーズンだろうと思う
キングオブコントやM-1の一回戦が始まりキングオブコントに関しては決勝進出者まで決まる
そんな今年の夏のM1グランプリの1回戦は2回ユニットで出た
同期のはがたけしと1回てぃーあつと1回でたので普段よりも夏が長く感じた
今日がまさにてぃーあつと出たM1の1回戦だったのだがいわゆる歌ネタをやった
この1回戦の為に2回ライブに出てその内の1回目には同じライブに出ていたクド助シドにもネタのアドバイスをもらった
何となくお客さんの感触も良くてもしかしたらもしかするかもって思っていた
〜1回戦当日〜
午後15時くらいの出番で、自分らの出番のグループの前と前の前のコンビがとてもお客さんの感触がよくウケていた
温かい会場で出来るのはいいことだと思う
だがその一方で温かい会場で滑ったらどうしようという感情も入り混じる
そして自分らの出番がきて出囃子がなる
賞レース1回戦でお馴染みのシダックスホールの上手から入り
まず観客の多さに面食らう
10月の平日のM1の1回戦なんて10人くらいしかおらんやろって思ってたらめっちゃいた
そして自分の立ち位置がお客さんからみて左側なので自分が先頭突っ走ってマイクの前に行くのにマイク触るの怖いから前に漫才していた人のマイクの位置で漫才を始めて
ネタのAメロで滑って
サビでネタを飛ばして
オチで噛んで
もうええわした
もう落ち確であるこれは
前のコンビであんだけ笑ってたおばさんもただ前を見つめてた
後ろの男の人も口を真一文字に結んでた
Amazonのロゴくらい口角があがってたらよかったけど真一文字やった
温かい会場でスベリトバシカミした
まずネタを飛ばすというのは考えて練習したネタを舞台で台詞を忘れてしまって何も言えなくなって虚無時間が生まれてしまうことなのだが
芸人がネタをやる上で何回も何回も練習重ねててもネタが飛んでしまうことがある
そのパターンも様々で
・緊張からくる飛ばし
・ネタを覚えきれない故の飛ばし
・相方が先に飛ばしてそれの二次災害で自分も飛ばす
・滑りすぎてメンタル持ってかれて飛ばす
などなど
自分の場合は特殊な飛ばしもあって思いの外ネタがウケて飛ばしたこともある
そのくらいよくあってはいけないけどよくあることなのだが
滑ったし、ネタ飛ばしたし、噛んだしでトリプルパンチを受けてノーガードで受けてグロッキー状態な所に1回戦終わった後にてぃーあつにユニットで今後もライブ出ないかって誘ったら「すいやせん」って言われて断られたからもう安西先生も納得の試合終了しました
まぁなんかてぃーあつに帰りの電車でいい人見つかるといいなみたいなこと言われて、お前コンビ組もうとか言って来んなよみたいな伏線張られていたけど構わずにその網をかいくぐって打診したら伏線回収された
そんなこんなでふくしーの夏は終わりました
今年も賞レースの夏は結果を残せず幕を閉じた
さぁさぁ今年の残りの3ヶ月はどう芸人して生きようか
好きだった同期も辞めたり解散したりして心にくるものはあるし
ふくしーの正直しんどい状態です
そんな自分を置いていくかのように時間は流れるもの
夏から秋へ変わる瞬間の明確な分け目はないのだけれども
なんとなく気温で夏から秋に認定される
毎日ように使っていたクーラーもしばらくはお休みになり
夜は窓を開けて寝る
窓を閉めて寝るようになったら秋なのかも
ですが、その前にふくしーの夏は今日で終わりました
もう秋です
みなさん今すぐ半ズボン履くのととヘソ出すの辞めてね秋だから
秋なのだから
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