見出し画像

「思い」を「形」にして心に刺したら記憶からダウンロードしてもらい、来店(購入)動機に繋げる。

「理想の家は3軒建でないと思い通りにならない」と言う話聞いたことがあります。
昭和の話かな…
今やCGやバーチャル空間体験などで、ずいぶん変わってきてると思います…

「思い」を「形」にするのって難しいですね…

建築デザイナーに建ててもらった家はカッコいいけど、住みづらいとか…

飲食店も開業までに、デザイナーや設計士や施工会社などにお願しても、自分がやりたい店の「思い」を伝えないと、思った物ができません。
自分で住む家なら多少の我慢できても、お客様を迎える店舗としてはそうは行きません。

オープンして半年したら何個か椅子を置いてある立ち飲み屋さん…
「立ち飲み屋さん本当にやりたかったんですか?」と問いたくなります…
流行りに乗って作ってしまったお店は店主の「思い」がお客様に刺さらない…

「カウンターあったら一人で来るんだけどな〜」など何人かの常連になったお客様に言われた事で、売上が悪かったので、本当はテーブルサービスが得意なレストランだったが、改装工事でカウンター付けてしまい、カウンターに来た一人のお客様は、店長と話したいので相手しないといけなくなり、テーブルサービスに気が回らなくなる事で、お客様が離れていく…

メイン料理までなかなか注文してくれないので、アラカルト料理やメイン料理を小皿料理にして皿数増やそうとしたら結局、客単価下がってしまった!など…
お店が出してる雰囲気全体が2.5皿がマッチしてるので、小皿にしても2.5皿は変わらない…
頑張って2.7皿になるかな〜w


上記の例をあげた3軒のお店は、問題定義の根本にメスを入れずに、お客様に迎合してしまったんだと思います。
売上とやりたい事を天秤にかけてしまう気持ちはとてもよくわかります…

「立ち飲みの楽しみ方」
「テーブルでの楽しみ方」
「メイン料理まで頼みたくなる方法」
について初心に帰って考えて、今自分がやってるお店を客観的に見てそれと合っているかを見極めなければならないと思います。

こんな時こそ「基礎価値」がわかっていたらどんな「感情価値」を足していけばいいかが見えて来る。

もう少し分かりやすく言うと…
市場における自社・自店舗のポテンシャル(基礎価値)がわかれば、戦略(感情価値)が見えて来る
ん?わかりづらくなったか…w

前の投稿で価値の計算式を述べてきました。
また、感情価値が弱いと心に刺さらず、人は忘れてしまう…という事も書きました。

前回投稿、お時間ある方はこちらから!

次は刺った感情価値を記憶から立ち上げてもらう方法について私なりにやってきた事を書いていきます。

<自分なりに飲食店を思い出す理由>
①財布の中のレシート整理していたら名前見て思い出す。
②店長と名刺交換していて、名刺ホルダー見てたら思い出す。
③次回使える割引券捨てられずに、みて思い出す。
④DM(手紙)が来る。
⑤SNSでフォローしていて見る。
⑥利用動機から思い出す。

などなど、もっといろいろありますね!

①〜⑤は思い出すけど、来店動機に即繋がらない可能性があるが、サブリミナル的に記憶の片隅に置いておく意味で良い!

SNS時代にDM(ハガキ)送るっていいですよね!
知っていても、手間が大変だからなかなかやらない…
ん?本当に手間なのか?……と考える。
100人に手紙送る暇なんてない…
でも一日に5枚書いたら1ヶ月で150枚送れる…
年間で1,800枚送る事ができる。
箱の中にDMとペンと切手を入れて置いておく→オープン前の30分でのんびり5枚書く→帰り道にあるポストに入れて帰る→終了
毎日料理の仕込みは面倒ではなくやっているで、そのルーティンに組み込むだけでいいと思う。
要するに「まな板と包丁出すのが面倒さい。」って言ってるのとあまり変わらない…
いつでも送れる準備をしておく事が必要!
地味だけど、そういう積み重ね大切かな…

⑥は利用動機に紐付けるので、即来店動機(購買動機)には繋がることがあります。

どんな利用動機がある?
・大切な人を連れていきたい!
・私が好きな〇〇を食べてもらいたいからプレゼントで!
・「こんな店知ってるの〜素敵〜」と思われたい…
・家に帰る前に「仕事スイッチ」切りたい…
・プチ現実逃避したい…
・いい事があったので自分にご褒美!
・嫌な事があったので、忘れて飲みたい…
・常連ポジションをキープしたいので通う

などなど生きてきた自分の行動を思い出せばキリがなく出てきますね…w

キャッチフレーズで企業理念を打出す例
〜大手企業編〜
*カラダにピース。* カルピス
*心も満タンにコスモセキユ♪*コスモ石油
 あっ!歌える…w
*お値段以上!ニトリ* ニトリ
 これも歌える…w
などなど…

要するに
「欲求を満たしたい」
の需要と供給が一致した時に行動するんだと思う。


◼️食べるものがない時代は?
「お腹を満たしたいので食べれるものなら何でもいい!」
◼️飽食の時代は?
「お腹は空いてるけど、刺激的な体験をしながら満たしたい。」
情報過多の時代になればなるほどエスカレートしていくんだと思う。

でも、それに飽きると「スローフード」とか「田舎暮らし」などがいい!なんて言って原点回帰する。
「飽食の時代」からの〜「原点回帰」
欲って無い物ねだり…w

「思い」を「形」にして心に刺したら脳の記憶からダウンロードしてもらい、来店(購入)動機に繋げる。

長々と長文ご覧いただきありがとうございました!す

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,284件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?