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【映画】フリークス(怪物團/神の子ら)【感想】

※ネタバレ・ショッキングな内容が含まれます


まず、テンポ良く紹介される登場人物とその関係性、演出が素晴らしい。
驚いたのは、全体の演技力の高さ。一人一人が生き生きしてる。

好みだったのは、ピエロのフロゾ。
メイクしてる時は一切喋らない。
メイク落とした途端、饒舌になる。
ピエロという役柄に没頭していることが窺える。
大好き。ヴィーナスとお幸せに♡


そして物語の中心となる人物、ハンス。
彼は自分を一番に想ってくれているフリーダと離婚してまで、好きになったクレオパトラと結ばれる。
クレオパトラはサーカスの花形で、遺産目当てであることはハンス以外の全員が知っていた。
恋は盲目とはよく言ったものだと…。

フリーダの目線で見る、ハンスとクレオパトラの結婚式は見ていて辛かった。
クレオパトラは人を騙し、金のために毒を盛るような人間だから、話し合いなんて意味が無い。
ハンスにはクレオパトラしか見えておらず、何を言っても聞き入れない状態。
これに耐え、それでも愛しているからと、ハンスの意見を尊重するフリーダ。
優しすぎるって…!


この作品で言いたかったのは
外見で差別するか、内面を見るか ということ。
内面の醜さは見るに堪えないなと思いました(作文)

クレオパトラはいい見世物になった、という皮肉。好き。

正直めちゃくちゃ面白い。
この作品には少なからず衝撃を受けたし、ポップに描かれているところがかなり好きだ。

ただ…ブラックジョークが通じないと、この作品を楽しむのは難しそう。

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