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26時間のニュージーランド滞在で全力チャレンジ!ー人は応援も観光も楽しめるものなのか?ー

7月21日から24日。
あっという間の週末だった。
それはそのはず。約8800kmの距離を飛び越え、ニュージーランドに行ってきたからだ。

仕事を早めに終えて、金曜の21時25分に成田空港を出発。
月曜の5時25分に羽田空港に帰ってきて
自宅に帰宅し、仕事を始める。

有休は使っていない。
5月も週末だけ、約30時間滞在でベトナムのホーチミンに行ってきたが、距離がある分、今回の方がヘビーだった。
なぜ行くのか?
それは行ったことがないニュージーランドの地で、行ったことがない女子W杯の試合を観るためだ。
新しいことにチャレンジをするのは、本当にワクワクする。

滞在は土曜の14:15に着いて、日曜の16:05には離れる。
26時間弱。この週末やっていた27時間テレビよりも短い。
そして、空港から出る・行くことも考えると使える時間は24時間以内だ。

対する飛行機の時間は28時間10分
薄々気づいていたが、移動時間の方が長い。

行き(13時間50分)
東京 (NRT) — ナンディ (NAN) 8時間50分
(トランジット:1時間45分)
ナンディ (NAN) — オークランド (AKL) 3時間15分
帰り(16時間20分)
オークランド (AKL) — シドニー (SYD) 3時間45分
(トランジット:2時間30分)
シドニー (SYD) — 東京 (HND) 10時間5分

私の乗った飛行機の記録

チャレンジ①:無事にスタジアムに到着できるのか?海外初レンタカー

第一目的はなでしこジャパンの女子W杯での戦いを応援することだ。

旅程を決めてからまず壁にぶつかったのは、空港があるオークランドから試合が行われるハミルトンまでよい時間の公共交通機関がないことだった。
その距離100kmとちょっと。

バスも調べたが、いい時間のバスがない。
電車は調べても出てこず、もはや運航しているかさえわからなかった。
今までに参加したW杯は通常の公共交通機関に加え、臨時の交通機関が出ていたり、友人の車に乗せてもらったりしていたのでこの状況になったの初めてだ。

1戦め、ザンビア戦を観に行く友人もほとんんどいなかった。
いても私のようなチャレンジングな日程を組んでいる人はまずいない。

Uberするかレンタカーするか。

私は最近全く運転していない。2022年は運転を全くせずに終わった。
しかし、昔車を運転して営業をする仕事をしていたので、運転はできなくはない。
実家の熊本で少し運転の練習をして(オークランド-ハミルトンのシミュレーションとして実家からベスト電器スタジアムまで運転した)、国際運転免許証をとって、レンタカーをWebから借りて……。
不安もあったが、Uberよりも時間が読めるという点で迷った結果、レンタカーすることにした。

ドキドキしながらレンタカーを借りたが、ニュージーランドは車線もハンドルも日本と一緒だ。
そこは安心ポイントだった。

盲点もあった。
そこは一緒だが、ウインカーとワイパーが日本と逆だったのだ。
ウインカーを出すつもりで何回もワイパーを回してしまった。
無駄にきれいになった窓とは対照的に、ウインカーは出せず、気持ちは焦るばかり。

交通量が少なかったので事なきを得たが、多かったら怖かった。

あとはラウンドアバウトにも緊張した。
日本にはほとんどないが、海外ではよく見る。ただ、海外の運転は初めてなので、もちろんラウンドアバウトを乗りこなすのも初めてだ。

GoogleMapをナビにして、運転していたのだが、「3番目のロータリーで出てください」的なことを言われる。
しかし、出口のカウントの仕方がわからない。そのため、何度か道を間違えてしまった。

事故なく、大きな問題なく、運転できたので結果はよかったが、反省点は多い。
今度海外で運転するときはハンドル・道路・ウインカー・ワイパーなどの日本と逆問題を攻略し、ラウンドアバウトを乗りこなす颯爽とした運転をしたいものだ。

結果:逆問題&ラウンドアバウトには苦戦したものの、見事に成功!

チャレンジ②:もう1試合、同日15時キックオフの高橋秀人選手を応援できるのか?

友人のサブさんから、オークランド・ユナイテッドFCに所属している高橋秀人選手の試合が15時キックオフで開催されるという話を教えてもらった。

当初の予定では空港からほど近いスタジアムでの開催だったので、行けるかな?と思っていたが、直前にスタジアムが変更されてしまった。

14時15分について、入国してレンタカー取りに行って、手続きして車に乗ったらもう15時だ。

直前まで行こうか悩んだが、宿にチェックインし、ハミルトンでやりたいを考えると時間がなかった。

運転慣れしていないので、GoogleMapが示す時間通りにつかないことも予想される。

レンタカーを借りて、すぐにハミルトンの街へ移動することにした。

結果:応援できなかった。失敗。この後、サブさんのTweetで高橋秀人選手がゴールを決めたことを知る。見たかった。

チャレンジ③:無事にハミルトンの街についたものの、なでしこジャパンの試合に間に合ったのか?

オークランド空港からハミルトンの街へ到着。
お土産を買うタイミングがないかもしれないのと、スーパーマーケットに行ってみたかったので途中下車。

カウントダウンというニュージーランドでも大手のスーパーへ。
ここで軽くお土産と、夜に祝勝会をできなかったときのためにホテルで飲むためのビールを買った。
ニュージーランドはクラフトビールが有名で、スーパーで買える種類も多い。
控えめに1缶しか買わなかったことを後悔している。
(そして運転中スマホを充電していなかったので充電切れ寸前。せっかくスーおアーに行くのに何も撮れなかった。無計画ダメゼッタイ。)

お土産は買える時に買っておけ、これが弾丸旅行の鉄則だ。
結局この旅、スーパーに立ち寄ったのはこの1回だけだった。

スーパーをそそくさと出て、ホテルにチェックイン。
スタジアムまでは4kmほどあったが、車を置いて街歩きしながら向かうことにする。

街の様子が見たいからと、近くに駐車場がなかったら大変だなと思ったから徒歩で向かったのだが、スタジアムのすぐ近くにカウントダウンがあったのでここに止めてもよかった。

ずっと移動でラウンジ・機内食と食べっぱなし飲みっぱなしだったので、いい腹ごなしになったからよしとする。

ハミルトンを検索した時に一番食べたかったアイスクリームも食べることができた。

できればフレーバーを迷って、味見もしたかったけど、迷う時間はない。店員さんにおすすめを聞いてすぐに決める。
さっぱり系のマンゴーと濃厚系のベリーチーズケーキ。
ニュージーランド、乳製品が美味しいと聞いていたけどその通り。濃厚系の方は牛乳の濃さを感じることができる味だった。サクサクのナッツがアクセントとして入っていたのもよい。
冬の寒さでも店内には人がたくさんいた。さすが人気店だ。

速足(むしろ小走り)でアイスを食べていると外気の寒さを忘れた。
キックオフ45分くらい前にスタジアムに到着。
手荷物検査が意外に緩くてびっくりした。カタールW杯やこれまで経験したW杯の中で一番緩い。

スタジアムの中では缶の飲み物も売っていて、Jリーグ含めたいろんなスタジアムでも缶は持ち込めないところが多いのに。

投げ込むなんて想定はまるでないんだろうな、と思った。
治安がいい。

一緒に観る予定の友人と合流して、キックオフを待つ。

Twitterでは書かなかったが、同じエリアに遠藤純選手の彼氏さんがいた。
ユースのW杯などで近くにいた選手の家族と応援することはあったが、彼氏・彼女枠は初めて。

はるばるLAからきたと言っていた。
彼の応援がこの日の遠藤選手のゴールのアシストになったのかもしれない。

あと、本当にこの試合来てよかったと思ったこと。
GAKU‐MCさんと一緒に応援できたことだ。
ブラジルW杯のクイアバ(コロンビア戦)で一緒に写真を撮ってもらったことがある。それだけでなく、仕事の某大型プロジェクトで大変お世話になった。本来なら現場でご挨拶・お礼を言えるはずだったけど、コロナ禍で叶わなかった。プライベートの時間なので本来は自粛するべきだろう。でも、人数も少ないし、せっかくの機会なので、お話しをさせてもらった。

結果、GAKU-MCさんもとても喜んでくれた。本当にいい方だ。この方にジョインしてもらえたプロジェクトでよかった。

日本代表がゴールをすると男子同様、勝利の笑みを君とが流れるのだが、スピーカーの音楽とともにGAKU-MCさんの生歌がすぐ近くから聞こえる。
なんて贅沢なんだろう。

現地に行かない限りこんなことは絶対にない。
こんな奇跡みたいな瞬間があるから、スタジアムに行くのを辞められないんだろう。

ピッチがめちゃくちゃ近いこともあって、試合後選手とも交流できた。
W杯の初戦。試合の入り方は簡単ではないだろう。
相手ザンビアは直前の親善試合でドイツを破っている。ストライカーのバンダ選手は前人未到のオリンピック2試合ハットトリックを成し遂げた選手だ。前半、VARに阻まれてなかなかゴールが認められなかった。
そんなものを全て跳ねのけて5ゴールの快勝。選手やスタッフの皆さんが一番うれしいのはもちろんだと思うが、現地に駆け付けた私たちも最高に幸せだった。喜びをありがとう!!

結果:間に合ったし、5ゴール快勝⚽⚽⚽⚽⚽見事に成功

チャレンジ④:女子W杯の試合以外も楽しめたのか?

試合が終わるとほぼ私のニュージーランドは終わったような気になる。だって、たったの26時間だもの。
眠って運転してオークランドに戻ってレンタカー返したら搭乗だ。
ただ、この日アドレナリンが出まくっているせいか、2時過ぎになっても眠くなかった。朝は地元で人気のお店にモーニングしに行く予定だ。早く眠らないと翌日の運転にも影響が出そう。
一通りSNSを更新し終えて、パッキングもある程度目途をつけると、電気を消してベッドにもぐりこんだ。

さすがに疲れもあったのだろう。一瞬で朝を迎えた。
8時から開いているカフェに8時少し過ぎに行った。もう店内は何組かのお客さんがいる。こちらもさすが人気店。

ワッフルやサンドイッチ、ケーキ類もおいしそうだったけど、ニュージーランドは乳製品とともにサーモンも有名だという話を思い出した。

サーモンベネディクト!きみに決めた。飲み物もニュージーランドといえばのフラットホワイト。普段ブラックしか飲まないのでラテとの違いがイマイチわからない。調べると、ラテよりもエスプレッソの割合が多く、ミルクたっぷりながらコーヒーの味わいを楽しめる飲み物もらしい。

15分くらい待って出てきたサーモンベネディクトは、脂がのっていて、アボカドのクリーミーさととてもよく合う。皿の端にあるスパイスと絡めると味変できて飽きることなく1皿楽しむことができた。
フラットホワイトと合わせて約3000円。値段だけがかわいくない。
ニュージーランドは物価が高いと聞いていたが、体感できた。

宿に戻ると、オーナーが「日本人が1人泊まっていて、オークランドに行く交通手段を探している。乗せてくれないか?」と言ってきた。

旅は道連れ、世は情けだ。私もこれまでの旅でいろんな人に助けてもらっている。

1人で運転するよりもいいと思い、Sureと答えた。

その方は、宿で朝食を食べていたが、私が15分後に出るというと慌てて準備をしてくれた。
スーツを着ていたので仕事帰り?と思ったら、ボクシングを中心とした取材をしているジャーナリストでこの後オークランドで選手に会うので一応きちんとした格好をしているとのこと。
サッカージャーナリストの方とはよく会うことがあるが、格闘技系の方は初めてだった。一期一会。

その方に許可をとって、ハミルトンの最大の?観光地であるハミルトンガーデンズへ寄る。

東京ドーム11個分の広大な敷地に、いろんな国のモチーフの庭があった。30分程度の滞在だったので、ほんの一部しか見ることが出来なかったけど。
無料でこれだけの規模の庭園を見せてくれるなんてなんて太っ腹な施設なんだろう。
予約をしておけば、カフェでピクニックセットを購入できるらしい。

手ぶらでピクニックできるなんて絶対に楽しいやつだ。もちろん時間がないので、できないけど。1人30ドルで2人以上、60ドル(5200円くらい)。物価が高いので結構お手頃価格なんじゃないかな、と思う。

https://nzbenricho.com/hamilton-garden/

そそくさとハミルトンガーデンズを後にして、一路オークランドへ。前日と同じく相変わらずワイパーとウインカーを間違えるポンコツっぷりを披露したものの、無事に1時間半ほどのドライブを経て同乗者と別れた。

時刻は11時10分過ぎ。レンタカーを返す時間は13時にしてある。
スーパーでお土産を買い足したかったが、どうしてもファンフェスに行きたかったのでそれを優先した。

開幕戦の時はまだ準備中だった?という話を聞いたのだが、この日は開いていてよかった。飛行機の時間がなかったらここで試合を観て、ビールでも飲んで空港に向かいたかったところ。後ろ髪引かれつつ、見られる限りファンフェスを堪能してから再び車に乗った。

結果:カフェごはんも満喫。ニュージーランドのマストドリンクフラットホワイトも飲んだ。観光地にもタッチできたし、もう2度といけないオークランドのファンフェスも堪能したので大成功🎣☕️💐⚽️!

チャレンジ⑤:海外初レンタカー無事に返すことができたのか?

フライトは16時台だが、念のためレンタカーは13時に返す予約をしていた。
レンタカー屋さんから空港もシャトルバスに乗車しなければならないので余裕を持つためだ。

車を返す前にガソリンを満タンにしないといけない。
海外でレンタカーを運転するのも初めてだが、自分で給油するのも初めてだ。

オークランドの中心部を出てレンタカー営業所の近くでガソリンスタンドを探す。1km圏内くらいにありそうだ。
そこに向けて順調にドライブを開始した。

順調かと思い旗や、ガソリンスタンドが近づいてきたところでトラップが発動した。そう、ラウンドアバウトだ。ガソリンスタンドのすぐそばのラウンドアバウトで出口を間違え、空港から遠ざかる方向へ進む羽目になってしまった。

遠ざかる空港、レンタカー屋、ガソリンスタンド。
そして過ぎていく時間。

ここにきて電波が謎の圏外となって、目的地へのリルートもできなくなってしまった。泣きっ面に蜂とはまさにこのことだ。

飛行機が眺められるカーパークのような場所を見つけたので、そこに駐車をしてスマホを見ると電波が戻ってきていた。
急いで近くのガソリンスタンドを調べると、レンタカー屋へ戻る道すがらに何軒かあるようだ。

急いで行先を設定して、向かう。
難なくガソリンスタンドに到着したのはいいが、給油口を開くスイッチが見つからない。

給油口が右にあるのか、左にあるのか。それについてはガソリンの表示のところに三角矢印が付いているのでわかるというライフハックを知っているのでそこはスムーズに見つけられる。

そういえばレンタルするときすぐに出発したい気持ちがありすぎて給油口の場所を聞くのを忘れていた。
エンジンもかかった状態で借りたので最初に止めた時、エンジンの場所を探すにも苦労したんだった。

ワラにもすがる思いで、ガソリンスタンドから出てきた男性に話しかける。
スタッフではないけど、一緒に探してくれた。
シートの下、ドアの部分、助手席の下、カーナビのボタンなどなど。
あらゆるところを探してもない。

お手上げ、となってスタッフを呼びに行こうとした時、もう一度給油口を見てくれた。

どうやったら開くんだろう。
そういう感じで最後に給油口を男性が触ると……。
開いた。
装置を触ると開くんじゃない。
給油口を押すと開くんだ。

そんなことある⁈

焦ってググるの忘れてたけど、調べたら結構よくあるパターンらしい。

人に聞く前にググればよかった。
見つけてくれた男性にお礼を言って給油を始める。

クレジットカードを読み込んでから、給油開始するのだが、給油が完了する前、値段が確定する前にカードを抜いた。
もう一度入れるんだろうか?そう思ったけど、もう一度入れることはなかった。どんなシステムだったんだろう。
しっかり満タンの金額請求されていた。2日間乗って、200km以上運転してガソリン代、43NZD。約4000円。円高辛い。

結果:給油口見つからない問題に直面したものの、きちんと時間通りにレンタカーを返せたので成功!

チャレンジ番外編:帰りの飛行機アップグレードはされたのか?

私は、コロナ前の2019年に毎月出国していたのでそのタイミングでスターアライアンスをゲットした。そして、コロナ中効率よく貯めることができたのが理由でワンワールドをゲットしたので、両方のステータスを持っている。

今回の帰りはカンタス航空。
ワンワールドに加盟している。

アップグレードあればいいな、と思っていたが、発券する機械でマイレージの登録をし損ねた。
スタッフに登録できる?と聞いたらできない、事後登録をやってと言われたので、引き下がった。これではアップグレードは期待できない。宝くじを買ってもいないのに当たるわけがない状況だ。

オークランド→シドニーはそこそこ混んでいたが、シドニー→羽田はめちゃくちゃ空いていた。

ラグビーのトンガ代表がエコノミーに乗っていたけど、席が空いていたのでエコノミーフルフラットにして移動している選手たちの姿も見かけた。

ガタイがすごいので、空いててよかったね、と思う。
空いていたのでちゃんとマイレージ登録できていたらもしかしたらアップグレードされていたかもしれない。残念。

結果:アップグレードチャレンジは失敗。登録できていないので、航空券に印もない。ラウンジも使えなかった(プライオリティパスのラウンジを使ったのでよし)。

たくさんのチャレンジがあったニュージーランドへの弾丸旅。
少し無謀な日程だったけど、本当に行ってよかった。

なでしこジャパンがさらなる躍進をしたらおかわり旅を検討する?笑


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