9月25日(日):フィードバックが大事
先週はある企業様からのご依頼により、先方のスポーツクラブ全店舗のマネージャーに向けた研修を実施しましたが、1週間を経て参加者の皆様からのアンケートを共有して頂きました。
今回は「初対面」「3時間半以上の長丁場」「オンライン」「大人数」「双方向」など難しい要素が複数ありましたが、それでも全体感として参加者の皆様には事前に意図したような受け止め方をしてもらえた様子に安堵したところです。
何でもそうですが「やりっぱなし」で終わるのではなく、フィードバックを受けて振り返る機会は大事ですね。
それゆえ、こうしてフィードバックを頂けることは率直に嬉しい限りです。
先日の研修でもそうですが、伝えたいことはたくさんある一方で、時間やできることには常に制約もあり、そのなかでの最善を模索します。
例えば研修では原理原則、本質的なことをしっかりと理解をしてもらいたい意図もありますが、そこだけだと日常の仕事や現場と結びつきが起きにくいから、具体的な事例を伝えていく必要もあります。
一方で事例のようなテクニック論だけに終始してしまうと、型だけで捉えてしまったり、どんな状況にも当てはめて考えられるような応用が利かなくなります。
原理原則と事例、本質と枝葉、これらのバランスというのは研修をするような場では、その割合・綱引きをどの程度にするのが望ましいのかを必ず考えます。
もちろん、これは研修のテーマや参加者との共通認識、相互理解の度合いによっても違うので、初対面の場合には事前の想定に基づいて決める以外にありません。
今回の参加者アンケートによるフィードバックを見ながら、そのあたりの塩梅がちょうど良かったのかどうかは自分のなかでも振り返った部分ですね。
研修というのは新たな観点を得たり、マインドを切り替えるきっかけには大きく寄与するものの、本当に大事なのはその後の日常になります。
願わくば一人でも多くのマネージャーが良い現場、良いチームをつくるための行動へ、日常での小さな変化を創り出してほしいですね。
陰ながら参加者の皆様の頑張りを応援しています!