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8月10日(土):中一の息子、一人旅へ③

一昨日から「中一の息子、一人旅へ」と題した内容を記しており、本日もその続きです。

我が家の長男が長野県野沢温泉村の自治の仕組みなどに興味をもったことがきっかけで、本人たっての希望で夏休みに自由研究をかねて一人旅をしてきました。

昨日は野沢温泉における自治組織「野沢組」について触れましたが、共有財産の維持・保全や、共同体運営の形など、非常に興味深いものだと思います。

さて、本日はそんな一連の旅を経て有難かったなと思うのは、そこに携わってくださった方々の温かさです。

一昨日にも記したように、この一人旅はできるだけ親(大人)の関与を減らし、事前の準備も含めて本人がそれを担うように意図していました。

そんなこともあって宿泊予約や自治についての話を聞かせてもらうためのアポイント以来の電話など、それらの連絡も本人主導です。

当初は自分でピックアップした幾つかの宿泊施設に電話をするも、希望日が一杯であったり、1人での宿泊を断られることもありました。

そのなかで観光センターにメール、電話をするなかで、子どもの一人旅の意図を理解したうえで受け入れ先を探して丁寧な案内をしてくれたと聞きます。

また自治についての話を聞かせてもらえるよう村役場に電話をしたところ、野沢組の惣代さんに話を聞くのがいい、とその連絡先を教えてくれました。

そして惣代さんに電話をしたところ、訪問日直前の依頼でありながらも二つ返事で快諾をしてくれて、当日も1時間以上にわたって様々な説明をしてくれたうえ、資料などもいただいていました。

そして宿泊施設へ着いた折りにも、そこの女将さんが麦茶を出してくれたり、熱中症にならないようにとスポーツドリンクを用意してもらったほか、チェックアウトの時間を融通してもらうなど、なにかと気にかけてもらえたようです。

その他、バスでの移動に際してバスセンターの券売機でチケットを買った際に本人がお釣りを取り忘れてしまったらしいのですが、そのお釣りをバスの運転手さんが確認をして届けてくれた旨も聞きました。

事前の準備段階から旅の最中まで、そこで触れた方々の温かい配慮に支えられていたのが本当に感謝です。

見知らぬ地へ行きながら、こうした温かさに触れられたことも本人にとっての良い経験であり、財産になったんじゃないかと思います。

地元の駅へ帰ってきた時には多少の疲れはありつつも、良い顔をしていたので、本人にとっても実りある時間だったようで、一人旅を後押しして良かったなと感じた次第です。

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