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1月29日(月):アジアサッカーの底上げが進んできた!

本日は久しぶりにサッカーに関する話を少しばかり。

現在はサッカーのAFCアジアカップが行われていますが、開幕からの約2週間で予選リーグを消化し、昨日からはノックアウトステージの決勝トーナメントが始まりました。

予選リーグの試合を概観したなかでのもっとも大きなトピックスはアジアサッカーのレベルが着実に底上げされてきた点だと思います。

前回のW杯にアジア代表として出場した5ヶ国はいずれも決勝トーナメントに進んでいますが、予選リーグの3試合を3連勝で終えたのはイランとカタールのみです。

1位突破のオーストラリアは2勝1分、周知のように日本はイラクに敗れて2勝1敗での2位通過、韓国はヨルダンとマレーシアに引き分けて1勝2分けの2位通過でした。

このようにW杯出場国でさえも、予選リーグで相手を圧倒できるような状況にはなっておらず、苦戦を強いられる展開になっています。

東南アジアや中東の国々でも欧州から監督を招聘して戦術的な変化が見られるほか、育成世代の強化に努めて若手の良い選手が台頭してきているのが印象的でした。

これらの国々がかつての日本と重なるところもあり、この先の飛躍があるかもしれませんね。

アジアの戦いがこれだけ拮抗していくと決勝トーナメントを勝ち抜く難しさは増しますが、勝負のかかった強度の高い試合が多くなることは日本のレベルアップにもつながります。

数年前から欧州では代表強化のためのUEFA(欧州サッカー連盟)ネーションズリーグが発足して、国際マッチデーに欧州勢は域内での試合が大半を占める形になりました。

その影響で日本が強化のための親善試合をするにしても、欧州勢とのマッチメークが難しくなっており、最近は南米やアフリカ勢が中心になっています。

南米の強豪国を呼ぶにしても国際マッチウィークには同じ域内で2試合を実施することが基本なっているので、アジアに日本と同等のFIFAランクの国が増えていくことで、強豪国にとっても実りある場となってマッチメークがしやすくなる利点もあるでしょう。(もちろんお金の問題も大きいですが)

そして何よりアジアの国同士での試合が均衡したものになれば、アジア域内での真剣勝負の場が増えることになりますからね。

その意味で日本にとっても喜ぶべき環境に向かいつつあると思います。

また、そのようななかで勝ち続けることにこそ意義があるから、まずは今大会での日本の優勝に向けて頑張ってほしい限りです!

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