12月20日(火):「個」と「組織」の融合
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたサッカーのW杯ですが、日本にとって超えるべき壁となった「ベスト8」以上の国々をみると、それぞれに比肩する強さがありますね。
いずれにも共通するのは「個」と「組織」が高いレベルで融合している点です。
まずベスト8以上に食い込むチームには傑出した「個」がいます。
「個」の形は速さもあれば、強さもあるし、巧さ、高さ、または創造性など、それはチームによっていろいろでした。
やはり相手のレベルも高くて拮抗した試合のなかで局面を打破するだけの際立った「個」があるかどうか、これはベスト8以上の高みを目指すうえで不可欠なのだと思います。
その一方で傑出した「個」があっても、それを十分に活かせなかったり、孤立した状態になっていると、連動した組織に勝つのは容易なことではありません。
個と組織の「どちらか」ではなく、「どちらも」持っていないと、進んでいけない領域ですね。
チームとして「個」を活かす考え方を持ちつつ、他方で「個」の側もチームのなかに自分を位置づけてチームのために徹する姿勢、この両面のバランスだと思います。
ベスト8以上の試合はPK戦までもつれ込んだ試合も多かったように、その差はわずかで時の運によるところもありますが、総じていえば先のようなバランスが高次で保たれているチームが強かったですね。
個と組織の融合はサッカーに限らず、どんなチームや組織においても永遠のテーマであるのは間違いありません。
私たちの場合は民間企業の組織ですが、有形のモノの製造や販売ではなく、人を介して無形の価値を提供するサービスであるだけに、個が重要になってくる点は先のサッカーにも通じます。
一方で個を高めても個人プレーに終始して、チームとして機能しなければ、クラブ全体のパフォーマンスも頭打ちになります。
個を磨いて地力を付けつつ、それとあわせて組織として機能する状態をつくっていけるように、こちらも終わりのないチャレンジを続けていきたいと思います。
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