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12月23日(金):生活習慣病の改善はフィットネスクラブの守備範囲に

昨日は日経ビジネスのオンライン版に掲載されていた「生活習慣病に高額の治療費は不要 ビッグデータが示す真実」と題した記事をピックアップしましたが、本日もそれに関連した話をもう少しばかり。

前述した記事を要約するとカルテの診療データの分析から見えてきたことは、生活習慣病の同程度の病状でも医療費が3~5倍もの開きになっている一方、医療費が高くなっても重篤な病気の起こりやすさとしての「生存時間分析」にはに違いは見られなかった、ということです。

つまり生活習慣病においては高額な薬に換えても、また通院の頻度を高めても病状の緩和・改善には大きな違いが生まれない、といえます。

それ以上の変化を望もうとすれば生活習慣病の名の通り、日常の生活習慣そのものを見直していくしかありません。

では、それを病院に行ってやることなのかといえば必ずしもそうである必然性はないので、そこは私たちのようなフィットネスクラブが受け皿になっていくべきだと思っています。

とりわけ私たちが運営する小型クラブは「健康習慣クラブALIVE」として、そこに健康習慣の名を冠しているので尚更です。

医療よりも、もっとお客様の身近な存在として日常のなかで運動・栄養・休養に携わる機会と継続的な接点を持つことができますからね。

重篤なものに関しては病院に委ねるしかありませんが、こと生活習慣病に関してはフィットネスクラブで様々なアプローチをするほうが、お客様のQOLが改善に結びつくのは確かです。

その意味でいえばフィットネスクラブも、もっと生活習慣病に付随してカバーできる領域を広げていく必要はありますね。

昨日も自クラブのレッスンに参加した際に、ちょうど他のお客様から健康診断と保健指導の話題が出ていましたが、そうした場面でそれを漏らさず拾い上げて行動変容につなげられるかどうか、です。

現在のフィットネス業界を取り巻く状況でいえば、広義の健康産業に参入するプレイヤーはたくさんいて、これまで以上に競争の枠組みが広がっているからこそ、自分たちもまた担える守備範囲を広げていくことが大事だと思っています。


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