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7月4日(木):認知症の当事者が企画・チャレンジする「わすれな草の会」

私たちはスクール制小型フィットネスクラブを運営する民間企業ですが、店舗のひとつがある神奈川県大和市は「健康づくり推進課」や「人生100年推進課」、「医療健診課」、「介護保険課」など、幾つかの課にまたがりながらシニアライフや認知症サポートが行われています。

そうしたなか、以前にNHKのテレビ番組「ハートネットTV」で「認知症バリアフリーのまち大集合」という企画で大和市が取り上げられていたことがあります。

同番組では全国で5つの地域の取り組みをピックアップをしており、そのひとつで大和市の「わすれな草の会」が紹介されていました。

こちらは若年性認知症の当事者自身がイベントを企画し、やってみたいことに挑戦しているグループです。

「認知症だから忘れたり失敗するのが当たり前。逆にやったことがないけどやってみて、『あっ、こういうこと楽しいな』とか『あっ、まだ私こういうことができるんだ』と発見できる」というのは同グループ会長のお話です。

こうした心持ちは素敵ですよね。

こちらのグループでは陶芸、街のクリーン活動、地元ラジオに出演など、最初は「どうせできない」と諦めていたこともチャレンジをしてみて、それらを1つ1つ実現することで自信につながっているといいます。

認知症と診断されたからといって、すぐに何もかもができなくなってしまうわけではありませんし、普通に年齢を重ねていてもできなくなることはあります。

だから、認知症であろうとなかろうと、何歳であろうとも、何か新しいことにチャレンジしていく意義は大きいし、それ自体が素晴らしいと思います。

先の「忘れな草の会」でも当事者がチャレンジしている姿を見て、同じ認知症の方がそこから元気や勇気をもらった、との声もあって当事者が主体になって動くからこそ、そこに帯びてくるメッセージもあるのだと感じます。

無論、認知症には周囲の理解やサポートも欠かせません。

いずれ自分も年齢を重ねた先で当事者になるかもしれませんが、いまの時点ではサポートをする側なので個人としても、クラブとしても理解の拡充につなげていければ良いなと思っています。

宜しければサポートお願い致します!