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10月19日(水):「トレーナーの個性」を発揮するには

現在は来月に開催予定の「Sports&Wellness Weekカンファレンス2022名古屋」で私が登壇予定のパネルディスカッションに関連した話を続けています。

今回のパネルディスカッションのタイトルは「トレーナー力を活かした小規模ジムの運営-活かしきれていない「個」・「小」・「地」を活かす、次代の経営」です。

昨日はキーワードの「個」について取り上げ、事業を行う活動単位が「個人」なのと、トレーナー個人の「個性」が発揮されているか否かは全くの別問題であることや、「個」において絶対に外してはいけない観点は「お客様」への「個別対応」だと記しました。

本日はそこから派生した話をもう少しばかり。

昨日に記した「トレーナー個人の個性が発揮されている状態」は耳障りの良い言葉ですが、それを具現化するには相応のプロセスと時間を要するものです。

個性が発揮されている状態は、それが本人にとっての自己満足だとクラブ運営は成り立たないので、お客様への価値提供と結びついて結果(売上)につながっているかどうかが大事だと思っています。

社内でもトレーナー個人における武器創造として、3ヶ月半ほど前の全社員研修では現場のマネージャー&トレーナーが以下のようなプロセスを明示してくれました。

1、自分が働くうえで最も喜びを感じることを言語化する
2、自分にできることを全て棚卸しする
3、どういうお客様と接する時が最も価値を提供できるか認識する
4、自分と会話しているお客様が、いつのタイミングで喜んでくださるのかを把握する
5、接点回数が自然と増えているお客様を選定し、分析する
6、お客様からご相談いただくお悩みの統計を取る
7、解決してきたお客様のお悩みを分析する

こうした自分の内面的な理解、できることの棚卸、お客様との相互関係で生じるもの、それらを理解したうえで自分に必要なことを磨き上げていく必要があります。

また類似したところでいえば、社会の標準化システムから外れ、型破りな成功を収めた人を調査した「ダークホース」という書籍では、これらの人々に共通する以下4つの項目が挙げられています。

「自分のモチベーションを知ること」
「どのように選択するのかを知ること」
「自分に適した戦略を知ること」
「人生のゴール」

これは先の挙げた武器創造の内容と重なる点が多分にあります。

自分なりの武器をつくってお客様への貢献、結果につなげていくことは、仕事を含めて自分の人生を充実させていくための観点、選択ともつながります。

だから単に活動単位が個人であるから「個」ではなく、「個性」を発揮して仕事をしていくには前述したような観点、手順を理解・実践していくことだと思っています。

●セミナータイトル
「トレーナー力を活かした小規模ジムの運営-活かしきれていない「個」・「小」・「地」を活かす、次代の経営」

●概要
コロナ禍により、逆転現象がみられている。かつては、資本力のある大企業、大型の施設、都心の駅前立地が、大きく成功するための要件とされていたところがあったが、今は、必ずしも資本力が乏しい個人であっても、トレーナーとしての本質的な能力を備え、たとえ都市近郊の住宅地や地方郊外のロードサイドに立地した小型の施設でも、地域密着ぶりを活かして経営を成り立たせることができるようになってきている。むしろ顧客の立場からみると、こうした「個」・「小」・「地」を活かしたジムのほうが、運動初心者とトレーナーの間にエンゲージメントが醸成されやすく、運動習慣化も達成しやすいという傾向もみてとれる。一トレーナーが、小規模でコンセプトがわかりやすいジムを開発、運営し、サクセスフルに成長していくためのキーポイントを探りたい。

・開催日時:11月11日(金)11時~12時30分

・会場:ポートメッセなごや

セミナーへの申し込みは以下、SPORTECのサイトからお願いします。

Sports&Wellness Weekカンファレンス2022名古屋
ポートメッセ セミナーⅡ 【A-7】

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