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12月26日(火):「HEROs AWARD 2023」スポーツを通じた社会貢献活動

先般にはHEROs AWARD 2023の受賞者が発表されたので本日はこれに関した話を少しばかり。

HEROs AWARDは、スポーツの力を活用して社会貢献活動を行うアスリートやチーム、企業を表彰する世界でもユニークな社会貢献アワードです。

2017年にサッカーの中田英寿さんがスポーツを通した社会貢献活動を支援する「HEROsプロジェク ト」を日本財団と起ち上げたことが始まりです。

これには中田さんが感じていた社会貢献に対する日本と欧州のスタンスの違いに起因しているのだといい、以前にスポーツ誌のNumberでは次のようにコメントされていました。

「日本では表立って『社会貢献をしています』と言いませんが、ヨーロッパにいた自分からするとそうじゃない。今でもチャリティーマッチがあればすぐに数万人が集まって世界に中継が行なわれます。これだけの力を使わない手はないし、社会貢献は苦しいものでも悲しいものでもない。楽しく、より多くの人が集まってやっていくための仕組み作りが必要なんです。」

確かに欧州や南米ではサッカーで功を成した選手が財団をつくって自分の故郷に還元する例は枚挙にいとまがなく、それもまた文化として根付いていることなんでしょうね。

一方でアスリート個人でできることにも限りがあるので、それを支援してくれるパートナーが必要で、この分野で最も力のある日本財団とマッチングしてプラットフォーム化をしていったそうです。

HEROs AWARDではスポーツやアスリートの力が社会課題解決の活性化に貢献していることを社会に周知することでその活動を応援、支援してくれるファンを増やし、社会貢献活動へより多くの人々が取り組むようになることを目指しています。

こうした活動主旨は意義のあるものだし、認知が広がっていけば良いなと思います。

サッカーではJリーグが各クラブのホームタウン活動として社会連携活動(通称シャレン)を盛り込んでいることもあって、地域課題の解決に取り組む姿勢は活発です。

また年に1回はシャレンアワードを開催してサポーターからの投票も含めて表彰をしており、その活動内容も年々充実したものになってきています。

それだけに今回のHEROs AWARDが果たす役割も大きいと思うので、継続を通じてアスリートやスポーツ界全体の社会貢献活動が発展していけば良いなと思っています。


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