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4月7日(日):DAZN新番組「Jリーグ審判レポート」が面白い

本日は週末なのでサッカーに関する話を少しばかり。

スポーツのストリーミング配信を行うDAZNでは今シーズンから新番組「Jリーグ審判レポート」がリリースされています。

こちらはJFA(日本サッカー協会)審判委員公認という異色の番組で、サッカーの試合におけるレフェリングにフォーカスをしたコンテンツです。

番組内では実際にあった試合のシーンを振り返りながら、審判目線や選手目線でのティスカッションやジャッジメントの背景にある基準を解説するなどして、レフェリングへの理解が深められる内容になっています。

第1回の番組内では2つのシーンを掘り下げていましたが、いずれも際どいプレーで審判にも難しいケースでした。

そこでの判断に際して勘案される要素はシチュエーション、選手のプレーの意図、当該プレー直後の結果(関与した選手のゴールの有無)など様々です。

今回はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入したシーンも取り上げられていましたが、非常に良かったのはVARとレフェリーの交信、レフェリーと選手との会話が全公開されていた点です。

それによってVARの介入、そこで何を確認しているのか、どんなやり取りをしているのか、その後の主審の選手への状況説明などが開示されることで、最終的なジャッジに対する理解も合点がいきました。

サッカーでは試合後に勝負を決したジャッジに対しての不満や批判もありますが、こういった解説を見ることでジャッジへの納得感は生まれるはずです。

次に取り上げられたもうひとつのシーンは選手同士の接触プレーに際して「DOGSO(ドグソ=決定的な得点機会の阻止)」であるかどうかを議論するものでした。

簡単に補足をすると守備側が反則で相手の攻撃を止めた時、それが「DOGSO」に当たるかどうかを判断する観点としては① プレーの方向、② 反則とゴールとの距離、③ 守備側競技者の位置と数、④ ボールをキープできる、またはコントロール出来る可能性、という4つをもって判断する規定になっています。

実際のプレー映像を見ながら、この4要件がどうだったのかを振り返って、ジャッジの正当性を確認する流れです。

30分ほどの番組ですが非常に内容が濃いもので、試合のハイライトやゴールシーンとは違った形でサッカーを楽しめ、純粋にサッカーリテラシーも高まる良い番組だなと思った次第です。

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