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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論583」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第17号(2005.3.25発行)「米国メディカルフィットネス事情(ドクターが教える、ドクターと組む方法)」4~※名称等は当時、一部文章省略

クラブドクターを選ぶ

クラブは多くのドクターとコンタクトすることよりも、信頼できる地域の開業医を見つけ、特定のドクターと協力体制を育んでいく方が成功しやすい。
地域で有力なドクターを見つける。
そのために、メンバーの既往症を聞く際、専門医の名前も書いて貰うと良い。
マサチューセッツ州のジョン・アトウッドクラブでは、メンバーの専門医のデータベースを作り、上位20のドクターに、その患者たちのクラブ利用状況を報告している。
そうすることで、それぞれの患者にとってクラブが貴重な場所になっているということを伝えることができるのである。
そして、患者がクラブにきちんと通っていたり、何か改善したことなどを定期的にドクターに報告するような仕組みも整えて、ドクターとの信頼関係を築いている。

■アクションプラン
・患者やメンバーアンケートや口頭で、クラブの利用者の声を集め、これをドクターと共有する。
患者からのフィードバックを提供することによって、ドクターに好意を与えることができ、また患者を紹介しようという気にさせる。
また、そうした患者の声は他の患者のフィットネスクラブへの興味を喚起することにも繋がる。
・ドクターから新しく患者が紹介された場合は、そのメンバーの運動内容や進捗状況について、ドクターにフィードバックする。
これにより、ドクターやクリニックのスタッフに対して、あなたのクラブの存在を再認識して貰えることになり、クラブがヘルスケアのきわめて大切な役割を担っていると認識して貰えることに役立つ。

~ここまで~

日本ではまだまだ「かかりつけ医」と呼ばれる専門医を持っている人は少ないですので、入会時のヒアリングにてお伺いすることは難しいと言えます。

ただスタッフ以上に、クラブの近くに住んでいる方がほとんどということで、評判の良いドクターについてアンケートし、有力なドクターを見つけるという手はありそうです。

フィットネスクラブに通われている方々は、健康についての意識も、通っていない方々より高いと思いますので、そこでの口コミ内容は間違いなく参考になるでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

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