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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論787」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第35号(2008.3.25発行)「相撲発のフレックスクッションー日本から世界に発信する新たなスタイル」~※名称等は当時、一部文章省略

相撲の「股割り」をヒントに開発

現在、フィットネスクラブなどで急速に導入が進んでいる「フレックスクッション」。
この製品は、坂田直明社長の相撲部員時代の稽古から生まれた。
高さ5㎝の土俵の俵にお尻を乗せると、深くスムーズに「股割り」ができることに気付いたのだ。
そのヒントをもとに、立教大学コミュニティ福祉学部の沼澤秀雄教授らのアドバイスを得て、ストレッチ補助クッションとして開発された。
体が硬い人でも股関節周辺のストレッチが楽にできるのが最大の特徴だ。
3月からはインストラクション用のDVD(Stretch &Exercise with Flexcushion」(2100円※記事当時)を発売しており、ストレッチスペースでDVDも流して利用を促進するクラブも出てきている。

世界展開見据え、業界に一石

3月にはサンディエゴで行われたIHRSA2008展示会にも出展し、各国から注目を集めた。
「相撲をはじめとして、日本の伝統的なものには、世界に発信できるノウハウが必ずある」と話す坂田社長。
業界の発展を目指して、新しいチャレンジを続けている。

~ここまで~

大学時代に親しかったクラスメイトの記事を久しぶりに振り返り、有用な示唆がありましたので、掲載しました。

この同級生は、卒業後、松下電器産業(現在のパナソニック)に入社、海外駐在を経験し、MBA取得後は日本ミシュランタイヤに転職した業界人としては異色の経歴の持ち主です。

まさかフィットネス業界に足を踏み入れるとは思ってもみませんでしたので、「フレックスクッション」で起業した際は驚いたものでした。
ただ、起業当時から日本のフィットネス業界は米国の物真似ばかりしていて、日本発で海外発信する意気込みに欠けていると指摘していました。

現在、この「フレックスクッション」は、日本のプロ野球チームやJリーグチーム、そして米国メジャーリーグのいくつかの球団にも採用され、有言実行を果たし、創業15年の節目も超え、立派に活躍しております。

大学時代から英語が堪能で、行動力には一目、置いていましたが、その飛び込む勇気は特にフィットネス業界人に求められるものだと改めて感じました。

お読みいただきありがとうございました。

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